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日々是楽!(Enjoy it every day!)

「存在のすべてを」 塩田 武士!

2024年9月発刊の塩田 武士氏の「存在のすべてを」を読み終えたが、いやぁ〜ここまでいい意味で期待を裏切った作品は久しぶりかも?
2024年本屋大賞3位も頷けるというか?好きな自分があえて言うが、大賞の「成瀬は天下を取りにいく」より全然上だろう?それほど個人的にはすごく面白かった。

緊迫感はあるものの単なる連続小児誘拐事件の犯人を追うものだと思い込んでいた。ところがこれが全然違うのだ。とにかくいくつも伏線が高度に回収されていく。絶妙に時間軸もズレていき追っかけるのが少々大変だが、なるほど全体的に緻密でホントよくできている。

娘2人が美大へ進学しているにも関わらず芸術界のことよく知らず、勉強にもなったし単純に面白かったね。そして、何より年寄りにとってこの終わり方はまさにそう来たかぁ〜!と唸らせらたが、好きな終わり方だったねぇ〜。なんだろう誘拐事件絡みの話なのにすごく読後感いいってすごい作品と言える。塩田さん、やられました!すごく面白かった。傑作の1つと言ってもいいのでは。

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