月初めの連休にやった同じ場所で、今度はよしだよしこさんのライブ。主催は同じY川さん。紆余曲折の末、OAで3曲のつもりだったデイジーヒルも30分の時間をいただくことになった。
前回は来なかった相方には初めてのお店
Tじくんがこの日もPA自前で用意してくれたが、途中抜けて自分のライブに行かねばならず、リハをサクサクやる必要があった。
この日ご一緒するのはタケQのおふたり。ずーーっと前から存じ上げているが(何度も聴いてる。)タケちゃんとSNSで繋がったのは最近、
Qちゃんに至ってはこの度ようやくお友だち申請させてもらった。
おふたりのリハをゆっくりひとりじめできる贅沢
タケちゃんのオリジナル
Qちゃんはフィドルとマウスハープも。
おや、こんなところにコックさんが。
ランチはY川さんお手製のカツカレー
具材ゴロゴロのおいしいカレーだった。
よしこさんのリハ
ギターは立って、
ダルシマは座って。
これはうちのリハの時の設定。本番前にこの形にするために撮影。Tじくん、いっつもやってくれてたんやなあ。
前回も思ったけど、大きな絵画、アイルランドの風景がほとんど。
下でマスターとQちゃんが話してたのを聞いたら、マスターのお母さまがアイルランドに行き、その風景にほれ込んで、題材はアイルランド一本になったらしい。
ブレてるけどよしこさんの音響を確認してるタケちゃん
よしこさん、この日のセットはまだ確定していない様子。
せっかくだから、何か1曲一緒にやりましょう、とよしこさんが提案し、急遽合わせてハープを吹くQちゃん
よしこさんのダルシマのストラップがクリスマス仕様なので、そうじゃないのもプレゼントしてあげてください、とY川さんにお願いしたら、自宅からあれこれ持ってきてくださった。ペコちゃんとか可愛い。右端のは細手の和柄しかも金のプリント、その隣は鳥獣戯画、スイーツとかパンとか。
始まった。デイジーヒルから。
選曲に悩みつつ30分、こんなセットになった。
1.Forever Upside Down
1.Forever Upside Down
2.Gentle Annie
3.A Few Old Memories
4.The Broken Hearted Lover
5.秋の海へ
6.Work Song
7.West Virginia, My Home
リハの時に、「選曲がいいね」とよしこさんに言っていただき嬉しかった。
緊張しつつ(この会場はやっぱり全員真正面をむいているお客様の前で緊張が倍増)終了、1階にアルコールを確保しに行く。
次はタケQ、プロのおふたりがうちと一緒の30分ってどうよ、と思ったけど、Qちゃん曰く、「いとこ枠」とのことで無理きいてもらったのかな、Y川さん。
本番の様子、オリジナルもあったけど、Wayfaring Strangerとかもあった。
遅れてくる、と言ってたけど、デイジーヒルが始まってすぐ間に合った、じゃんぼが階段のところで鑑賞中
ハープの時は眼鏡はずすのね?
ザディコのリズムで作った、という曲も。
タケQ一度ちゃんと聴きに行きたい。
やっぱりうまく撮れないなあ。ミュージシャンは動くので。
タケQの後は少し休憩が入って、よしこさんの番。
シンプルな濃い色のトップスとジーンズ、ベレーも単色で、胸元にオヤ(トルコの伝統手芸。糸を編んでいくレースの一種。私もちょっと挑戦してみたが、すぐ挫折。)のネックレスという潔さ。凛としたよしこさんにとてもよく似合っていた。
アカペラでアイヌの短い歌を。そういえばこの日のトートバッグもアイヌの文様だった。
MCで、秋に行った北海道と石垣島から渡った公称600人の信号がひとつだけある島、波照間島との話をして、北の果てと南の果てだけど、昔から交流はあったのだ、その証拠が昆布、という話をされていた。私はそれを聞きながら、アイヌの歴史を9月に辿った時、日本との交易で手に入れたたくさんの漆器類を見たことを思い出していた。
ギターを手に モンゴメリーの天使
卵焼き
大阪、神戸でライブする時、よくサポートしているじゃんぼがこの日も来ていたので、ステージに呼ばれる。
自分のバンドのリハ終わりだったそうで、マンドリン持参のじゃんぼを入れて、
ライディングハイ を
これは作者にも日本語を褒めてもらったらしい。
マリー・ローランサンの詩を日本語にした 鎮静剤
マウンテンダルシマについて説明するよしこさん
客席には、おそらく初めてこの楽器を見た人がいたと思う。
竹田の子守歌を歌った後、長いけど聞いてください、と始まったのが、クラウディオさんの手 というものがたり歌だった。チリで料理人をしていたクラウディオさんが日本で店を出すつもりで入国したが、それがダメになって入国管理局に収監された。その後の様子を歌った15分近くの曲。聴いていたら胸が苦しくなってしまった。外国から日本に来て暮らすひと達の中には理不尽にいろんな制限をされたり、生活そのものを脅かされたりするひとがいる。ただ、立場が変わると考え方も変わるということもある。水際で働いている身内を持つだけに、複雑な気持ちではあった。
その後、Qちゃんを呼んで先ほどリハをやっていた曲を披露。
私も大好きで歌っている曲、The Water Is Wide
生命の河、と紹介された。
1曲だけだったが、たんまり撮ってしまったので載せてしまおう。
アンコールは「皆さんも歌ってください」と月の庭を。歌ってたので撮れなかったわ。
終了後、記念撮影をするひとや親戚同士の挨拶をするひとなど。
撤収~
よしこさんの小物入れ(カポなんかが入ってる)とQちゃんのハーモニカいれがお揃いだった件。
お揃いのを持ってる人を初めて見た、とおふたりとも上機嫌
片づけを終え、駅向こうの焼き鳥屋さんでカンパイ
こちら側の皆さんも。
真横だったので遠近法使えなかったまさこさん
じゃんぼも。いや、彼は遠近法使ってもあまり変わらないかも。
焼き鳥に山椒をかけるO橋さんとスマホを確認するY川さん
ビールは瓶でサッポロの黒ラベル。
お通しやったかな。
お隣同士で話が弾むよしこさんとQちゃん。何度もご一緒はしてるけど、遠方のことが多かった、と言われてた。
この日演奏するはずだったのがキャンセルになったので、来れたからよかったわ、とカズちゃん。The Few Old Memories褒めてくれてありがとう。じゃんぼが覗いてる。
Y川さんからいただいた秘蔵?写真たち。まずは密談中のトリオ、この後ろの人物像、目線がここに行くと、誰かが立ってるように勘違いする。
打ち上げの全体像
そして呑み意地のはった私
充実した一日だった。楽しいおしゃべりもいっぱいした。Y川さん、ありがとうございました。ご一緒した皆さん、幸せでした。