団塊の星屑

星の屑ほどある団塊世代の一人、共に流れて来たた星達、輝を失い始め消える頃だが、完全消滅するまで発信し続けて居たい 。

技能五輪国際大会 2013

2013-07-10 09:37:35 | インポート
技能五輪国際大会 2013
韓国、中国に、直接、間接を問わず品物製造依頼をする事は多い。そんな中で技能五輪国際大会 2013の結果の報に触れた。
そして一番に感じた事は「粗製乱造」とでも言うべき現実と、技能が優秀である筈の、そんな国からの輸入品の実態と、格差である。
一方では「安価なのだから仕方が無いでしょ」と、の開き直った意見も聞こえて来る気がする。
同、競技会で日本は四位で、韓国が4年連続の総合1位(18度目)の結果になった。
そこで感じたのは、協議技能者の実力と、一般工業製品の品質水準のギャップは何だろうか?である。
現実に目にし、触れた依頼生産品や、輸入相手国を訪れて触れる街中の構造物、例えば歩道に敷き詰めたブロックは施工後、数年を待たずデコボコになり、食堂や雑居ビルの上り階段は、つま先上がりの上りになって居て、ステップの立ち上がり部分は逆オーバーハングを呈している。
我々の日常生活では、あり得ない事柄を数少なく無く体験するのである。
このギャップの背景にあるものは何だろうか?
その理由の大きな一つは、技能競技会の目的が競い合う事になってしまった様に思えてならない。一部の競技者と支援者、団体の名声の為のモノだとしたら折角の技能も本来の目的を果たさない事になる。
競技の各カテゴリーに分類すらして貰えない個々の職人、匠の地味かつ優れた技術が支えてこそカテゴリー化が可能な現場の技術が生まれるのではないだろうか。
そんな意味で、この国の裾野の広い富士山のシルエットに似た社会と、それを支える構造、人間が好きである。


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