迷い込んだアカショウビン

2004年06月07日 | 沖縄 
あかしょうびん

少し前の話です、
ある日の朝、課長が大きめのダンボール箱を抱えて出勤してきた事があったんですよ、
なんだろうとおもったら課長曰く、
「朝、我が家のちび犬がこいつと戦っていたんだ」
と箱を開けて見せたのがこの鳥でした。

この鳥、琉球アカショウビンといってなかなか人里では見られない鳥なんですけど
なぜに課長の家のちび犬と戦っていたんでしょう(笑)

とにかくイヌと戦っていたせいなのか、どこかにぶつけてしまったのか、
羽に怪我をしていました。(><。)カワイソウダ


そして普通鳥って警戒心が強いはずなんですけど
こいつは写真を見ての通り、あんまりジタバタしないんですよね。
なんだか興味ありげにキョロキョロと黒い瞳が光ってるのがかわいかったです。
ほんと全然逃げようとしないので職場のテーブルに下に置いておくと
いつのまにか冷蔵庫と壁の間はさまっていたりして(笑)

でも問題は水をあげてものまないし、物をあげても食べない事です。
ほって置くと体力がなくなってしまうしどうしようかなぁ。

やっぱり素人の僕等には手の余る状態だったので
専門の施設に引き渡すことにしました。

そしてまず電話したのが名護自然動植物公園 ネオパークオキナワ

青文字クリックしていただけるとわかりますが
沖縄の鳥から世界の鳥まで色々な鳥がそこにいますっ

すると受け付けの人が
「もって来ていただければこちらで保護しますよ」との事、
そしてちょうど名護方面に出る上司がいたので、一緒に行く事にしましたっ。

とりあえず箱に入れて車に揺られること三十分、
途中箱の中で何度か「キロロロ」とないていました。
「もうちょっとで安全な場所につくぞ~」
というと、「キロロロ」って(^^)

しばらくしてネオパークに着くと、とりあえず箱を抱えて受付へ。
受け付けの人が「これに記入ください」と紙をだしました。
そう、こんな感じで怪我した鳥を引き取る事が多いみたいですね。
発見した状況やおおきさ、怪我の状態を書き込み、
職員にお願いしました。

手に乗せてもジタバタしないかわいいやつだったので
すでに愛着が湧いていて・・・・・
後ろ髪を引かれるおもいでネオパークをあとにしました。

あれからもう一年近く、
今は元気に空を飛んでるかなぁ。

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