〈しあわせの歌〉自分ほどき
1
しんぱいと不安はどうやら大の仲良しだ
あとに置き忘れられた深呼吸 君に取ってほしい心の休暇
われわれは明日どころか一分先も分からない小虫なのに
せっかちな不安と心配 それが君の心臓をブルブルさせている
あとに置き忘れられた深呼吸 君に取ってほしい心の休暇
われわれは明日どころか一分先も分からない小虫なのに
せっかちな不安と心配 それが君の心臓をブルブルさせている
2
しんぼうするって口で言うよりむずかしい
あせって走り出そうとする君 疲れに気づいているのに
わたしのことだから責任は自分で、などとまだ鼻息は荒い
せっかくのチャンスかもしれないんだよ 心が病んだのは
3
しごとに不安も心配もつきもの そう開き直ったらどう?
あらたな取り組みならザワツク心もウツウツの心も当然のこと
わからなければ「ちょっと力を貸して!」といえばいい
せいいっぱいの努力と独りで抱えこむこと それは同じではないよ
4
しっかり者と思われたいクセも君の欲だね 自分誇りの
あした君が辞めても会社は少しも困らない そんなものなのに
わたしから私が消えたら、困るのはわたし―今はただそれだけを思って!
せいじつさを「自分縛り」じゃなく「自分ほどき」にどうか使っておくれ!
★わが影を 肩車して 青き踏む
★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。