先生、お願いです。
先生。お願いです。息子を見てやってください。 (ルカの福音書九章)
「先生」とは、イエス・キリストを指す。だが、医師と読みかえても通じ る。また「息子」を「娘」と置き換えてもいい。
病んだ我が子、それも軽くはない病を負った我が子の癒やしを求める親の 必死さが胸に迫る。
どんな事をしてでも助けてほしいと思う。 自分が身代わりになりたい、と まで思う。なりふり構わぬ、と言えるほどのすがり方。私自身は、くねくねの信徒で、自分にこだわってしまう。カッコつけてし まう。「先生」の衣のすそをつかみ、あたり構わず懸命に頼む。大声ででも泣きな がらででも頼みこむ。「先生」と「息子」それだけが視界にある。自己へのこ だわりでなく生命へのこだわりがある。それ以外にない。
ーそんながむしゃらさが、今の私に要る。
◆言葉に愛を宿したい。
◆ご訪問ありがとうございます。