昨日は、勤め先から3時間かけて自宅までもどりました。幸いなことに家が近い(自宅~会社間約12km)ので、早い時点で徒歩での帰宅を判断して4時にでて7時に無事に戻れました。昭和通りから第一京浜、泉岳寺から高輪台へ抜けて第二京浜で帰りました。やはり、国道沿いの歩道は両方向に向かう人がすれ違うには狭く、大変に歩きづらいものでした。実際に被害が発生してビル倒壊や木が倒れるなどがあると、この方法での帰宅は現実的ではないかもしれません。
けが人がいる、火事がでるなどすれば、あの人混みの具合ではパニックになる可能性も否定できないなと思います。まず、今回はまったく普通のスーツに革靴、一緒に帰った女性はかかとの高い靴で、二人とも高輪台辺りで足が痛くなりました。やはり、会社にスニーカーと着替え(カッパなど)や非常用の用具が必須と思ったのであります。
昨日は雨も降る状況でしたが、傘はやはり邪魔で混雑の中では、誤って人を傷つける凶器となる可能性が高いので、雨合羽や体温を維持できる用具は必須です。それと水と食料、ヘルメット、停電に備えて懐中電灯と障害物を壊す、もしくは緊急時にガラスを割ってビルに避難するためのハンマーもあったらと思ったりしたのであります。被害のでる地震では12kmでも3時間では到底帰ることはできないため、その倍以上かかると覚悟しての重装備が必要だと痛感しました。
途中にコンビニとかありましたが、パン、おにぎりやスナックは売り切れでまず当てになりません。浜松町では、立ち飲みで有名な秋田屋では電車が動くとタカをくくった人たちなのか、地震はどこみたいな感じで盛り上がってましたが、見て複雑な気持ちになったのであります。
高輪台を過ぎて、下り坂を五反田までくれば、もう2駅分の距離で少し人混みも少なくなった感じもしたのですが、TOC辺りでまた歩道は満員状態。戸越の先から、中延へは国道の横の道に入ったのですが、人混みがなくクルマの音も静かになると、今までの先を急ごうという気持ちが無くなり、気分的に力が湧く感じで歩きも楽になりました。ただし、このような脇道は、実際の災害の際は家屋や電信柱の倒壊、火事などで歩けない可能性もあるため今回限りの体験なのでしょうが、本当にほっとしました。
明日から出張で長野へ行きますが、大丈夫かなぁ。。。
でわ、みなさま、気をつけて。