ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

岩内線の跡を探るタラタラ散歩(怒涛の本編の2)

さて、お待たせしてしまったのであります。これが、本当の本編であります。
9時42分に倶知安を発車した40系ディーゼル列車は9分間で小沢駅に到着であります。降りたのは、アタクシのみであります。この駅は、北海道岩内郡協和町小沢に明治37年というから1904年に開業したのであり、大正元年、1912年に岩内軽便鉄道が小沢~岩内間全通したことで、鰊漁や貿易港として栄えた岩内と小樽、札幌を結ぶ線として小沢駅は重要性を増したそうでありますが、今は無人駅でホームも函館本線の2番線と3番線の一面だけで、廃線となった岩内線の1番線のホームはいまは崩れ落ちていたのであります。
右の崩れているのがかつての岩内線用の1番線ホーム。遠くに羊蹄山の裾が少し見えているのであります。


こちらは、函館本線の2番線と3番線。


倶知安から乗ってきた40系2両編成。停止線は跨線橋の登り口。

さて、ここから岩内線跡を辿るタラタラ散歩に出かけるのでありますが、次の列車までの時間は約1時間半というのが探訪に使える時間であります。倶知安の15分と比べればたっぷりの時間であります。とはいえ、どこまでも行けるわけではないのでありまして、目標とするのは羊蹄国道と呼ばれる国道5号線と岩内線が交差する地点で、小沢駅から2.2kmあるので普通に歩いて往復で1時間弱でありますので、遊び時間は30分であります。
小沢駅の跨線橋を登ると丁度、乗ってきた40系が発車したところであります。左側に線路の撤去された跡が分かるのであります。あとで調べたところでは、写真中央にある茶色いポールの辺りまでホームも伸びていたのであります。


跨線橋を降りると改札もなくそのまま外に出たのであります。もちろん切符はワンマン運転の回収箱に入れたので無賃乗車ではないのであります。まずは、駅周辺の探索とまいるのでありますが、小沢の駅前に女の子が二人座り込んでなにかしているのであります。よく見るとどうも写生をしているようで夏休みの宿題なのでありましょう。ビジネスバッグを持った、青いYシャツの変なオヤジは、子供達に怪しまれないように、なるべく視線を合わせないように小樽方面に歩くのでありますが、こちらは何もないのは跨線橋からみても分かるので、仕事に来たようなオジさんはどこへ行くのかしらと思われても致し方ないのでありますが、オジさんは本当に仕事に来たんだよ、決して怪しくないよと自分で言い聞かせながら人気のない駅横に向かうのであります。

跨線橋は木製で今にも崩れそうであります。左の下り階段は閉鎖されているのであります。セミの声がミンミンと響き、冒険への応援をしてくれているようであります。

しかし、出鼻をくじくとはこのことでありましょうか。なんと看板に「マムシ注意」の文字が赤く書かれているのであります。

これにはオジさんはびびったのであります。蛇は嫌いなのであります。それもマムシとは・・・
しかし、仕事であります。そうです。もう仕事となったのであります。仕事となればマムシなんぞは屁でもない、行くぞぉ日本のビジネスマン!!というわけで、現在は駐車場になっている元貨物引き込み線に進入するのであります。もちろん、まずは下を見てマムシがいないことを確認してそろりそろりと進むのであります。
ホームも越して駅を振り返ると線路一個分が空いていることが確認できるのであります。


さて、前を向いて仕事を続けるのであります。
右は函館本線でありますが、きれいに線路跡が残っているのであります。

線路はまっすぐ進んでいるようでありますが、徐々に草むらがせまってきます。ということはマムシさんの危険性も高くなるのであります。


さて、ここまで来ましたが、この茂り方は相当であります。右にカーブして登りに入っていく函館本線とはこの辺で分かれ、線路跡はまっすぐにこの林につっこんで下っていくのであります。仕事のオジさんは、自分の装備を点検した結果、ここでこのルートでのアプローチは諦めることとしたのであります。無理して行っても、草を刈る装備がなければこれ以上進むことは出来ないと判断した勇気ある撤退であります。

で、これで終わりなの??と言われるでしょうが、この次こそが本当の怒濤の本編であります。次をお楽しみにしていただきたいのであります。決して裏切ることはないのであります(??)。
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