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箱根登山鉄道に物申す!(この言い方、いかにも古いね^^;)
なんで小田原-箱根湯本は登山電車を取りやめたのか!
なるほどHPなどでは説明はしている。輸送力アップの為と。でもね、6両編成の小田急車両、平日なんかほとんどガラガラで走ってるでないの。それにね、他社の車両しか走らせないのなら、その区間は箱根登山鉄道と言えるの?これが一般の商品なら、看板に偽りありということで公取に摘発されるんじゃないの?
それにね、箱根観光を一人でも多くの人に売りたいなら、やるべきことは何も湯本を越えて山の上に人を運ぶことだけじゃないでしょ? 湯本の温泉は単なる通過点なの? 湯本までしか行かない人は、ロマンスカーに乗る客以外は通勤気分で行けって言うの?
などなど、箱根登山鉄道は箱根という自然を独占的に基盤とすることに甘えて、その基盤に価値を高めるための努力を怠り、自らの存在意義を効率という名の下に売り渡そうとしているのではないかとすら思えるのであります。
箱根登山鉄道の経営者の方、そこいらへんの理屈はわからくてもいいから、一日にせめて3~4本の「登山電車」を復活させることを考えてはいかが?
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う~~ん、ま、気持ちは分かるのだ。ワシもなんで、箱根登山鉄道と称される線路に登山電車が走っていないのか。広軌の線路の錆が哀愁を誘うねと今でも思っている点では、登山氏の意見に賛成であるが、箱根登山鉄道が箱根を独占云々は誤解があるので、訂正とともに意見を紹介させていただくのだ。
実は、箱根の山という観光資源を巡って、長年にわたる「小田急」対「西武」という戦いが今も続いているのである。
まず、小田急側の動きね。小田急は、1948年に箱根登山鉄道を東急から譲り受けて完全に関連会社にし、悲願の箱根湯元乗り入れ実施。片や、西武は、三島側にルーツを持つ駿豆鉄道から伊豆箱根鉄道を旧国土が買収して箱根へ進出する。こう見ると、片や小田原・東から、片やは三島・西から箱根を攻めている戦いとなっていたのである。ということで、小田急は東側を固める戦略で箱根のケーブルカーと、さらに桃源台へロープウェイをつなぐという離れ業で、先手を打たれていた芦ノ湖の遊覧船事業を開始する。しかし、西武側はさらに激しくバスの路線獲得で勝負を掛ける。なんと敵の本陣、箱根から小田原までの免許を取得し、一気に小田原攻めに!
しかし、バスでは負けないと箱根登山鉄道のバス部門が西武の牙城に攻め入る。ここ有名な事件が起きる。前代未聞。西武側は一般道に遮断機をつけ、箱根鉄道側のバスが通れないようにしたというエピソードがあるくらい涼しいはずの箱根は加熱した両者の戦いに明け暮れていたのである。
ま、ざ~~~~~~っとしたとこがこういうことであるので、小田急本線車両の箱根湯元行きは、意地でもやりたかったことなのであろう。これは箱根登山鉄道の意思というより、国土弱体化に一歩でも有利な位置につきたかった小田急経営陣の意思ではないだろうかとワシは思うのである。
つまり、わかった風に言うと、箱根登山鉄道の電車ではない、新宿から箱根湯本に直通する電車の利便性を担保していることが、小田急にとっての戦略であったと思われるのである。でなければ、写真のように、こんな無理して電車を走らせないと思うよ。
現在、小田急の箱根戦略は小田急が資本を完全に握った「小田急箱根ホールディングス」が経営母体であり、同社が目指す「箱根ゴールデンコース」の本当の意味の完成が急務なのである。それは、小田急ロマンスカー~箱根登山鉄道~ケーブルカー~ロープウェイ~観光船~バスとつながる流れである。この流れをさらに太くすることで次なる戦略が見えてくる気がする。
現在、箱根の観光客は年間約1900万人で、観光消費額で672億円(鉄道ジャーナル06年10月号小田急グループの箱根戦略より)で、近年落ち込んできているとはいえ、まだまだ大きな観光資源であり、さらに、これからの団塊世代の別荘ではなく、老後のための定住化など、箱根、小田原、熱海を含めた資源開発の余地はまだまだあるのではないかと思われる。そのためには、譲れない事情があるのではないだろうかと岡目は推測するのである。いかがであろうか??
ちなみに西武側も小田原進出を実はすでに果たしており、伊豆箱根鉄道傘下の大雄山線はとっくの昔から小田原駅から大雄山の間を走っているのである。この辺はもう少し勉強して、また、実際に乗ってみてリポートしよう。
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