え、早く見せろって。わかりましたよ。
まずは、中心部に多いのが赤ですな。この赤の分布は結構広い。ところで、なんでこんなに背が高いのか。下の写真で消火栓の横に棒が立っているのがわかるでしょ、雪ですな。
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雪に埋もれてしまったときに、ここにありますよってんですな。でもこいつはなぜか背が低い。どうしちゃたんでしょうかね、道路にめり込んでますがな。
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ちなみに下が、東京品川区の消火栓。消火栓は道路のマンホール下に埋まってるんですな。これが、小樽なら雪が積もったらどこにあるか分からなくなりますもんね。
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次は、赤と来れば青でしょうな。こちらは小樽でも山の方に多かったような気がするんですがね。
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もういっちょは、小樽公園の裏の方ですがね、ペンキ塗り立てって、ほんとにこれでもかってかんじでペンキがのってますです。この青は濃いでしょ。ネイビーブルーってやつですかね。
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さて、こちらがお馴染みの黄色をですが、見ていると明るい黄色とオレンジ色っぽいのがあるんですな。これはオレンジっぽい。
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こちらのコレクションは、水天宮の山の上の方で、結構高いところで、住宅地の地面に凹んでいますな。色は明るめでしょ。
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これら基本パターンにバリエーションがあるんです。消火栓の栓の部分のお皿がね、下の本体と色が違うってやつですが、これは上が黄色で、下が赤。
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もう一つが上が青で下が赤というパターンで、全種類をご紹介したって訳ですがね。いかがですかい?
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ここまで見ると、疑問が出ますよね。下が黄色とか青のパターンは無いんですな。組み合わせは必ず赤なんですよ。アッシの推理を展開しましょうかね。
この消火栓の全パターンを揃えるのは、小樽の街を結構、縦横に歩き回らないとね当たりません、同じ地域には、基本的に同じ色ですからね。でも、好き勝手に色を塗っているわきゃありませんよね。さすがに、管理しているのは、お役所ですからね、規則性はちゃんとあるんですよ。たぶん。そこで、思いついたのはね、消火栓の水は誰が供給しているかってことですな。小樽は山に囲まれた坂の街だっていうのは、みなさん、ご承知の通りですがね、大きな川があるわけでなく、小さな河川の上流で水を取っているんだそうですよ。川の水は、山が開発されているわけでないので、きれいで安全だそうです。ただ、一カ所の給水量は少ないので、小樽の地図を見るとたくさん池がありましてね、小樽市の20年度水質検査計画には「本市は大きな河川に恵まれず、取水可能な中小の河川から取水しており、更に、東西に細長く急峻で坂の多い地形から極めて水道施設が多いのが特徴で、現在稼働中の浄水場が5カ所、配水池が36カ所、ポンプ所17カ所を有しております。」と書いているんですな。そしてなんと、給水系のルートも書かれていましたよ。
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赤い色で塗られているのが、「余市川系(天神浄水場)・朝里ダム系(豊倉・潮見台浄水場)」
緑が「余市川系(天神浄水場)・朝里ダム系(豊倉・潮見台浄水場)」のミックス。
青が「奥沢貯水池(奥沢浄水場)・朝里ダム系(豊倉・潮見台浄水場)」のミックス。
黄色が「朝里ダム系(豊倉・潮見台浄水場)」の単独という具合ですな。
ということは、大まかには、小樽市街中心部は4系統になるんですな。
うううう、消火栓の色と一致しないじゃないですか。
でも、ちょいと強引ですが、推理を進めるのですよ。アッシも歩き回りましたが、すべてを見れた訳じゃないんで、そこで登場したのが、「Googleストリート」ですわい。これはすでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、地図上の道に沿ってほぼほぼ10mおきに360度の写真を見ることができるんですな。だから、そこへ行かなくても、建物や地形の確認ができるという超すぐれものですよ。びっくりですよ。技術の進歩ってのはこういうのを言うんでしょうかね。自分の見たことがある風景がPC上で自由に選べるなんてね。で、小樽も実は、結構カバーされておりました。写真はカラーですし、色別の地域の消火栓の色が何色かを徹底的に検証しましたよ。
まずは、黄色の朝里ダム系ですが、こちらの基本消火栓色は「黄」です。そう決めました。山側に例外的な青、赤青が出現しますが、とりあえず。
人間割り切らないと前に行かないことが多いですから。次は、青の地域ですな。ほぼ小樽の中心と言っても過言ではないでしょう。ここの消火栓は、赤と黄色ですね。水源は、奥沢系と朝里系ですが、朝里系は黄色地域で検証したように「黄色」ですから、奥沢系は必然的に「赤
」となりますね。考えるとこれは理屈に合っていて、奥沢浄水場は小樽でもっとも古い浄水場ですからね、当たり前に海岸部分がかつての小樽の中心街であったことを考えれば、赤の消火栓は奥沢浄水場にこれもキマリなんです。
そして、青の消火栓は、余市川系の水でしょう。
その辺を地図にまとめましたよ。Googleストリートで見た結果は、こんなことですわ。
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地図上の紫は、消火栓が上が青、胴体赤のコンビ色。
オレンジは、消火栓が上が黄色、胴体赤のコンビ色を表すという大力作となってしまった。
小樽の消火栓はなぜ赤が多いのか、コンビも赤がらみになっているかというと奥沢系が元々赤で、余市川系も塩谷などが赤なので、その両方が混ざっているという系統を基本色赤のまま、混ざった方が皿の色となったなんて想像したんですが、どうでしょうか?
たぶん、こんな地図を作った人はいないと思いますがね。よほど暇だったんですな。本当は忙しいんですがね、どうものめり込んじゃう。
赤い消火栓は、塩谷の方にもあったり、青が小樽築港の方にあったり
まだら模様であるが、これはこれで奥深いミステリーがありそうですな。ああ、疲れた。