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ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

モンティを衝動買い

 内川関係の調べものをしているときになぜか、モンティパイソンのDVDで買いたかったものがあったことを思い出し、例のごとくアマゾンを見たら、無いと思っていた「ホーリーグレイル」の日本語吹き替え版があったのだ。前に「タモリの坂道」でタモリがTVデビューしたのが「空飛ぶモンティパイソン」のTV版であることを書きましたが、今回は「モンティパイソン本家」のほうの話である。かいつまんで、紹介すればケンブリッジとオックスフォード出身のコメディ役者兼作家と後に「未来世紀ブラジル」などのメジャー系の映画監督で有名な米国人テリー・ギリアムの6人組が「モンティパイソン」というグループを作り、イギリスのNHKであるBBCでコメディ番組を作ったのだ。これは、戦争、王室、政治などの社会風刺から差別ぎりぎりのタブーまでもギャグにしてしまうという、まず日本では到底考えられないくらいに過激なギャグ番組であったのですよ。当時、すっかりその表現力とアイデアの凄さに圧倒され、あこがれたものであります。
 さて、ホーリーグレイルは、英国を統一した謎多きアーサー王の伝説をパイソン流に作った全編爆笑ものであります。日本公開は79年。このとき、渋谷のパルコ劇場で見たことを思い出します。ま、パイソンは、劇場用映画を4本撮っているが、私の一押しはこの「ホーリーグレイル」につきます。セルビデオでなかったと思いこみ、ろくに調べもせず、ロスに行ったときに家にはレーザーディスク再生機がないにも拘わらず、英語のLD版を衝動買いしてしまいVHSに起こしてもらって見たのだが、英語がろくに聞き取れずおもしろさも5掛けであったのね。ところが、今はDVDの時代。オリジナル「空飛ぶモンティパイソン」日本語版の声優さんの吹き替えはあるは、お約束のボーナスディスクにメイキングや出演者であり共同監督のテリー・ジョーンズとマイケル・ペリンが、撮影地のスコットランドを訪れて、撮影の(普通なら苦労話だが彼らの場合は)時のバカ話、挿入歌のカラオケ、LEGOで作った「円卓の騎士」などなどパイソンファンにはたまらんものが売ってるじゃあ~~りませんか。すぐに衝動買い。でも、またまたアマゾン得意のこれを買った人はこうゆうのも買っていますというお奨めにひっかかり、須田康成氏の「モンティ・パイソン大全」も衝動買いさせていただきました。
 さて、須田氏の大全であるが、その名に恥じない濃い内容で、しっかり勉強させていただきますという労作である。まだまだ、学ぶことがいっぱいありますね。しかし、今週はモンティの世界で笑いまくりましょう。

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル

ユニバーサルインターナショナル

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モンティ・パイソン大全

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