というように本門寺は、由緒あるお寺さんなのはご存じの通りであるが、今回初めて石段の数を数えてみたのであるが、九十六段あったのだ。観光受けとしては百段あったほうがいいよね。しかし、九十六段。これはなにか意味があるのだろうかと、げすの勘ぐりをしてみたら、やはりあるんだね。これが。
『名称の由来は、『妙法蓮華経』見宝塔品第十一、此経難持の偈文96字にちなむ。すなわち、末法の世に法華経を受持することの至難を忍び、信行することの尊さを石段を上ることの苦しさと対比させ、経文を読誦しつつ上れば自然にのぼれる、と言い伝えられている。』
むむむ、ありがたいお言葉であるわけだ。特にお墓に近くなってきている身としてはこの九十六段の意味は大きいのである。お経を読みながら上れば自然に・・なんて有り難いことだ。
また、本門寺は日蓮さんの布教はもちろん最近、文化イベントも積極的に開催しているのだ。池上太鼓の指導からヨガ教室、コーラス、スポーツクラブ、足もみ健康法まで教えてくれるのである。さらに、本堂境内で音楽のコンサートやショーを開催しているらしいのである。そして、なんと4/11~23日までは、ワシの大好きな「シティボーイズ」の「マンドラゴマの降る沼」公演が行われるのである。テントでの公演。
大竹まこと、きたろう、斉木しげるのシティボーイズ三人に中村有志、いとうせいこう、銀粉蝶という面々。久々に中村、いとうが揃って、ワシにとっては最高のキャスティングであるので、チケットを申し込んだら後半は満席であったが、前半はなんとか取れたのである。シティボーイズの公演はいつも五月なので、本門寺に行かなかったら見損なうところであったのだ。これも、お寺さんの御利益なのかもしれないのう。ありがたいことである。なお、コンサートであろうと演劇であろうと、開演前にお坊さんの講話が約五分あるそうである。有り難く聞くように。
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