先週末に京都・大阪の二都物語をしてきたことはご報告済みですがね。また、火曜日から金曜まで京都へ出張ということにあり成りましてね。ま、それは仕事ですから、いいんですがね、新幹線に乗ってぼーっと窓の外を眺めていると田んぼの真ん中に「野立て看板」ってのがあるじゃないですかい。あれって、昔は薬とかね、地元の名産だったりしたような気がするんですがね、あれが、結構、なんだこれ?ってな感じで刺激になりますな。なんせ、新幹線のぞみなら一瞬で、車窓から消えちゃいますかね。まじめに追っていたら、首が痛くなっちゃいますな。しかし、今も昔も目立つのは「727 COSMETICS」ってやつですよね。そうだ、こいつは一体何枚あるのか、いつかは数えようと思っていたんですけどね、寝ちゃうですよ。しかし、今回はたまたまデジカメも持っていたので、お姿だけはお目にかけようと撮ってきましたです。
ねぇ、見たことありますでしょ。記憶に残るというのは、広告でも一回では駄目で、繰り返し見せられることで脳への「刷り込み効果」が起こるってことらしいんですがね、でもね、デザインとブランド名も重要なんだそうで。考えてみれば、他にも一杯「野立て看板」はあるはずなのに、記憶に残っているのは「727 COSMETICS」だけ。
むむ、これを証明する手段はと、ついつい。誰か数えたやつはいないかと思ってググって見ますと、いらっしゃいますね。「727」マニアがね。凄い人は、東京~大阪間の野立て看板(ただし、東京から大阪方面の右側(海側)だけ)の数と種類をすべてレポートしていらっしゃるですな。頭下がるというか、人はつくづく金だけのために生きている訳じゃ無いんだって、ほっとしますなぁ。そういうアッシも似たようなものか。で、その健気な人の調査結果は、727が17枚で、そのほかに「ローズテクニー(京都西川)」とか「ZOJIRUSHI」「東建」があったそうなんですがね、頑張って思い出したのが「東建」だけなんですよ。物覚えが悪いからだって、失礼な。
やはり、結果は、明々白々でデザインと「727 COSMETICS」という不思議な名前でしょうな。で、この会社を調べないと気が済まないでしょ。ちゃんと、ホームページがありますな。「株式会社 セブンツーセブン」というのが正式な会社名で、大阪の会社だそうですよ。全国の美容室を販売チャネルとした、化粧品の研究・開発・製造・販売とかで、昭和20年(1945年)、大阪大学 故栢森研究室の指導のもとフェイス化粧品メーカーとして誕生というから歴史は長いです。たぶん、会社ができたころはテレビもない時代で宣伝は「屋外看板」が主流だったころの広告ポリシーをいまだに守っているんでしょうな。広告世界での格言で「広告は継続なり」を実践されている偉い会社なんですよ。でも会社沿革にもどこにもなぜ「727」なのか説明がないですよ。ゆえにこの不思議感はいまだに解明されないままですよ。
なお、調べたところでは東北新幹線沿線もあるそうで、全国に推定100枚くらいはあるのでしょうかね。
アッシとしては、「野立て看板大賞」を「セブンツーセブン」さんに差し上げたいと存じますがね、いかがですかね。
727関連記事はこちらへ。
東北新幹線沿い王子付近には、なんと727ネオン看板!
https://blog.goo.ne.jp/delpin/e/3c7a279f31f36874b2851eb5b3e24bff
東北新幹線にも野点看板!
https://blog.goo.ne.jp/delpin/e/8e6db211508ccd864f3215551122dfc1