サヌリムのコンピレーションアルバムEvening Breezeを購入した。韓国の音楽を扱っているサイトDisk Unionをとおして、このアルバムを買うことができた。韓国ロックのレジェンド・サヌリムのLPを、スペインのレコード会社Guerssen Recordsが発売し、それを日本に住む日本人が買っていることをみれば、サヌリムの音楽がどれだけワールドワイドか分かるだろう。
Evening Breezeは、サヌリムのアルバム4集~6集から、サイケデリックな曲を中心に、23曲が収録されている。これらはGuerssen Records代表のAntoni Gorgues氏(サヌリムの大ファン)が直接選んだ。
LPに印刷されている英語の長文ライナーノートには、サヌリムデビュー当時の時代背景を始め、収録曲の特徴が丁寧に解説されている。ただしその解説は曲(メロディ)や演奏についてであり、歌詞についての解説は無し。
ところで、収録曲の1つに「午後」というタイトルの曲がある。メロディのみで歌がない。そして、曲の最後にチャンワンさんが一言、ため息のようにつぶやく。その韓国語の意味が分かるか、分からないか、によってこの歌の解釈が違ってくると思う。チャンワンさんは「ピゴネ・・・」とつぶやく。その意味は「疲れた」だ。その意味が分かって初めて、この歌全体に流れる、けだるい感じが理解できると思うのだが・・・歌詞に関する解説がたとえほんの少しでもあったら・・と思ったが・・・こうして海外で発売されること自体は嬉しいことだ。
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