退去部屋の最終点検をしている際に、玄関ホールの照明スイッチを入れたところ、天井から「ジーーーっ」という音が聞こえてきました。
カバーを外してみると、新築以来、一度も蛍光灯管の交換をされていない様子で、経年劣化が激しい状態でした。
異音の原因は、中に入っている安定器の劣化と思われますので、この安定器を交換することにしました。
安定器の鉄部が『錆び錆び』です。
グローランプのソケットも経年劣化でボロボロで口金の金属部が露出しており、こちらも交換します。
交換する部品たちですが、以前、自宅の照明を蛍光灯タイプからLEDタイプに交換した際に、こんなこともあろうかと捨てずに取っておいたユニットがあるので、今回はこれの中身を移植することにします。
もちろん、安定器からジージーとは言っていなかったやつです。(^^ゞ
まず、本体ケースから古い安定器とグローランプ等を全て撤去しました。
在庫蛍光灯から、内臓を取り出します。
外した臓物を、移植するだけではありますが、安定器やグローランプソケットの取り付け穴の位置が微妙に異なるため、穴を開け直す等の加工もしています。
無事に、丸ごと移植完了です。
新品の 30形 丸型蛍光管 を ホルダーに取り付け、天井に戻します。
配線間違いが無いか何度も確認してからの火入れ式です。
無事、点灯しました。
当然ではありますが、「ジーーーっ」という異音は全くしなくなりました。
この機会に新しいLEDタイプに交換する、という手もありますが、本物件は、同じデザインのシーリングライトが脱衣所やトイレ等にも使用されており、できれば照明デザインの統一感を残したく、今回は リビルトで対応しました。
と言いながら、経費節約が一番の理由であり、かかった費用は新しい蛍光管@ 500円のみでした。(^^ゞ