なんとなく、期待せず見てしまいましたが、中々、良かったです。
ストーリーとしては、ありきたりですが、
今、アメリカで起こっている事に、つながっている、
メインテーマは、警察の不正と黒人差別です。
題名のブラックアンドブルーは、黒人と警官という意味らしいです。
多分、ブルーが警察の事を表す隠語のようです。
新任の黒人女性警官が、たまたま、麻薬課の刑事が売人と繋がっていて、
売人を殺す場面を見てしまい、刑事とギャングに消される為に追いかけ回される、
というストーリーで、その女性警官は、地元出身で、アフガンに兵士で行っていて、
スラム化した地元を変えたいと警官になったけど、裏切り者のように見られる。
女性警官役の人は、007にも出ていたり、
脇役のスーパーの店員は、トランスフォーマーに出ていた男の人で、
大男だけど、警官にいじめられる役をしていました。
女性警官を手助けして、最後にどんでん返しをやる。
中々いい役者さん達で固められています。
相変わらず、派手にドンパチが有り、人がドンドン死にます。
日本のチャンバラ劇と違い、容赦が無く、非情です。
それが現代社会で、多少の誇張はあれど、現実に行われている。
前に、アメリカの警官が取り付けているビデオカメラの動画で、
逃走している車に、自分の車のフロントガラスごしに、銃をバンバン撃って、
止まった犯人の車にも、銃の空になったカートリッジを交換して、
相手のドアごしに、またもや、撃ちまくっている映像が有りました。
映画の中だけではなく、只々、有無を言わさず、
確実に殺すという強い意志を感じられました。
あんなに、容赦なく警察が逃げてる相手にできるのか、
ビデオを撮っているのにできるのか、
アメリカは、非情なほど、合理主義です。
日本は、良くも悪くも、平和です。
世界の現実、事実を知って、今の平和を感じていたいと思います。