パソコンを起動してみると・・・変なメッセージというのは、「ハードディスクの空き容量が少ない・不要なファイルを削除してください」という内容でした。
調べてみると・・・Cドライブの空き容量が1.2MBしかありません! これでは、全く容量が足りておらず、動作も遅く、不安定になります。
富士通のVistaノートパソコンなのですが、1つのハードディスク110GBを、Cドライブ50GB Dドライブを60GBに分割してしています。
もともとVistaで、最初からいろいろなソフトが入っていると、暫く使っていると50GBのディスク容量でも足りなくなってしまうと思います。
おそらく、動画など大きなサイズのファイルの保存は、Dドライブにすることを想定してこのような分割にしたのかもしれませんが、今回のお客様は特に動画などを保存もしていませんでした。Dドライブは60GBそのまま空いています。
ちなみに、どらとも個人で使っているVistaのノートパソコンの使用ディスク容量を確認してみると、特に動画を保存していないのですがなんと40GB使用していました。 でも、120GBのハードディスクをCドライブ110GB Dドライブ10GBに分割してあるので、Cドライブの空きは70GBもあります。
ソフトのインストールやデータの保存は、初期設定では起動ドライブであるCドライブに保存するようになっていますので、少しソフトをインストールしたり、データを保存したりすると、Vistaでは50GBのディスク容量では不足です。(特に最初からいろいろなソフトがインストールされている機種では顕著です)
多くの動画が保存されていれば、それらを削除すればディスクの空き容量を多少は増やすことができますが、そんな動画も見当たりませんでした。また使わないようなソフトをアンインストールしても、増やせますが劇的に増えるとも思えません。
そして普段パソコンを使っている息子さんが不在なので、勝手にファイルやソフトを削除するのも問題があります。
そこでお客様とご相談して、今のハードディスクの割り当てをCドライブ90GB Dドライブを20GBに変更することにしました。そうすればCドライブの空きは単純に40GBとなります。
このようなパーティション操作を行う場合、「Acronis DiskDirector Personal」を使っています。通常ハードディスクの分割割合を変更するには、OSの再インストールやデータが初期化されてしまうのですが、このソフトはデータを保持したまま行うことができるので便利です。価格もとってもお手ごろです。
万が一のことも想定してまずディスクまるごとのバックアップを取ります。
今回はCドライブの空きがなくて動作が遅く不安定だったので、UbuntuLinuxをCDから起動して、外付けのUSBディスクに丸ごとコピーしました。
Acronis DiskDirector PersonalはWin2000、XP対応で、Vistaには対応していないのですが、ブータブルCDから起動するとLinuxで動作するようで、Vistaでもパーティション操作を行うことができます。
Cドライブ 50GB→90GB
Dドライブ 60GB→20GB の変更が完了しました。
これで起動すると、動作も速くなり安定しました。
最近のパソコンは1つのハードディスクをCドライブとDドライブに分割している機種が多いですが、VistaだとCドライブは少なくとも70~80GBの容量が欲しいですね。
最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事