メインで使用しているパソコンなので、何かあってもできるだけ早く復旧できるようにしたいというご要望がありましたので、中古で全く同型番の機種を探して予備パソコンとして保管しておくことをご提案し、了解いただいたので同型番の中古パソコンを入手しました。
入手後、一般動作について問題ないことを確認して納めました。
それから2年くらい経過して、メインのパソコンの電源が突然入らなくなった、とご連絡がありました。
仕事に差支えがあるといけないので、その日のうちにお伺いしました。
いわゆるスリムデスクトップパソコンなのですが、電源ボタンを押しても無反応です。コンセントはきちんとささっています。
とりあえず、カバーを外して内部の確認です。
古いデスクトップパソコンだと、マザーボード上の電解コンデンサーの故障(液漏れ)で、電源が入らなくなることがあります。目視では異常ありませんでした。
では電源ユニットはどうか、電源ユニットチェッカーで確認してみると・・・???うん、全く出力されません???
電源ユニットの故障の可能性が高いです。通常ですと・・・ここで電源ユニットの型番を確認して手配、ということになるのですが、今回は同型番の予備機があります。
方法としては
1.予備機の電源ユニットを現行機の電源ユニットと交換する。
2.現行機のディスクを予備機のディスクと交換し、予備機を現行機とする。
の2方法が考えられます。
2の方が、作業的には楽なのですが、マザーボードが変わってしまうことで、いろいろ認証作業が必要になる可能性があり面倒です。
ちょっと時間はかかりますが、1の予備機から電源ユニットを取り外して、それを現用機に取り付ける事にしました。
電源ユニットを交換後、通電してみると問題なく電源が入りWindowsが起動してきました。
動作も問題ありませんでした。
同型番の予備機を用意いただいていたので、今回は速く対応することができました。
お仕事で使っている重要なパソコンは・・・何かあってもすぐに復旧できるように予備機を用意しておくと安心ですね。
もちろん、予備機があればすべてのトラブルに対応可能という訳ではありませんが、修理にかかる時間を短くできることが多いです。
