今までの経緯を記載すると・・・
12月7日の夜に、パソコンがインターネットにつながらないというご依頼が3件立て続けにあり、よく8日にサポートで伺いました。
全てWindows10のパソコンで、無線接続が2件、有線LAN接続が1件でした。
その場では真因がわからなかったのですが、いずれもIPアドレスをもらえていない状態でしたので、コマンドプロンプトから、IPアドレスを開放して、新たに取得することで3件とも解決しました。
8日にネットでいろいろ調べてみると・・・各プロバイダーに、Windows10でネットにつながらないという問い合わせが、殺到しているようで、対処方法として・・・パソコンの再起動か、完全シャットダウン(「Shift」ボタンを押したままでシャットダウン)にて直ると記載されていました。
実際その後の対処では、再起動で直らないことがあっても、完全シャットダウンを行えば直りました。
ただ、どこのプロバイダーでも対処方法のみで、原因については記載されていませんでした。
やっときょう15日に、原因について記載されているニュースを見つけました。詳細はこちら
簡単に記載すると・・・
12月9日にリリースされたアップデートにより、一部の「Windows 10」PCがインターネットに接続できないという現象が発生し、CDPSvc(Connected Devices Platform Service)でのサービスのクラッシュによって引き起こされていたとしています。
ちょっと難しい話になりますが、パソコンがルーターからIPアドレスをもらう際に、DHCP情報を取得するのですが、CDPSvcのくクラッシュにより、取得できなくなり発生したそうです。
12月13日の月例のWindows Update「KB3206632」により、この問題に対処した済で、これにより解決されるとしています。
ただちょっと不思議なのは、7日の夜に、3件ご依頼がありましたので、9日にアップデートされたリリースで発生したという点です。時差があるので若干ずれは発生しますが、日本時間の方が一般的には進んでいると思うのですが・・・
それと、今回の現象については、パソコンを1台しか持っていないユーザーの場合、突然ネットにつながらなくなってしまうと、情報をネットから調べることもできなければ、Windows Updateも行うことができなくなってしまいます。
Windows Updateは基本的には、マメにアップデートすることが大事なのですが・・・アップデートにより不具合を引き起こしてしまうという事象が最近ちょっと多いようにも感じてしまいます。
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