Vistaのノートパソコンでしたので、以前このブログでも記載しましたが、ハードディスクの空きがほとんどなくなってしまい、動作が遅くなっているのかもと思いながらお伺いしました。
電源を入れると・・・Vistaは起動に時間がかかるのは仕方ないのですが、暫く待っていると、いきなり詐欺ソフトの類が勝手にパソコンのスキャンを始めています。いつもこのスキャンが始まっていたそうです。
この詐欺ソフト関連が、5個ほど入っていましたのでまずそれを削除しました。その作業の過程で気になったのですが・・・どうもセキュリティソフトが入っていないみたいでした。
「コントロールパネル」からシステムの状態の「セキュリティ」を確認してみると、「ウィルス対策」のところが、ソフトがみつからない云々と表示されています。
お客様に確認すると・・・セキュリティソフトは、入れてあるはずとおっしゃっていました。
う~ん・・・プログラムフォルダーを確認してみたら、確かにセキュリティソフトの名前のプログラムフォルダーが4つほどありました。どれも大手のセキュリティソフトです。
一番最近入れたセキュリティソフトは、どれかお尋ねしたところ・・・わからないとのこと。ネットからダウンロードして購入したそうなので、その時のメールはありますかと尋ねると・・・もう削除してしまってないとのこと。
ネットからダウンロード購入する場合は、インストール先やシリアル番号や、有効期限などの大事な情報がメールに記載されていることが多いので、保存しておくと安心です。万一再インストールするような場合にそれらの情報が必要になることが多いです。
何もなしではまずいので、MicrosoftのSecurity Essentialsをインストールしました。
ハードディスクの空きは50GB以上、ディスクの状態は「正常」でしたので、ハードディスクは問題なさそうです。メモリーは2GB搭載していましたので、こちらも問題ありません。
改めて動作を確認すると・・・詐欺ソフトが起動時に立ち上がらなくなったので、その分速く起動するように感じました。
起動後にインターネット閲覧を行うと、一番最初にIEが立ち上がるのに時間がかかりますが、一旦立ち上がれば他のサイトへの移動や、表示が速くなったとおっしゃっていました。
ただ今回の場合、VistaでCPUがCeleronMということで、スペック的にはかなり厳しくて、これ以上速くするのは無理です。もっともCPUの換装という手もありますが、リスクが伴います。
お客様には、VistaのMicrosoftサポートは2017年4月に終了予定なので、それまでに対応なさることをお勧めしました。もちろん今お使いのパソコンのVistaを新しいOSに入れ替えることも可能ですが、現状のスペックでは、今よりも速く動作する可能性が低いことをご説明して、新しいパソコンに買い替えることをお勧めさせていただきました。
お客様もおっしゃっていましたが・・・2~3年周期でWindowsが新しくなるので、パソコンを購入するタイミングが難しいと・・・確かにそうですね。
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