お客様は、これから別の用事があるので、それが終ったらパソコンを取りに来ることになりお預かりしました。
電源を入れてWindowsが起動して暫くすると･･･
勝手に「Simple Driver Updater」というアプリが開いて、ドライバーのスキャンを開始している画面が表示されました。
暫くそのままにしておくと、スキャンが終ったようで･･･「更新が必要なドライバーが23件見つかりました」のメッセージが表示されました。
詐欺ソフトと言われるのは、このメッセージが正しくない（偽）もので、ユーザーの不安を煽り、有料のソフトを買わせようとするところにあります。
とにかく「×」で閉じることです。
そうこうしていたら、今度は･･･
「Simple PC Optimizer」というアプリが「143件の結果が見つかりました」と修復が必要な項目が多数あることを表示していました。
「×」で閉じると、今度は･･･
「お使いのPCには注意が必要です」のメッセージが表示されました。
「時代遅れ運転手」って何のことかと思ったら･･･「Old Driver」のことですね。こちらも「今すぐ購入」のボタンがあり、アプリを買わせようとしています。
「設定」の「アプリ」で確認すると･･･確かに「Simple Driver Updater」と「Simple PC Optimizer」が登録されておりインストールしてありました。
右下のタスクマネージャのアイコンにも表示されていたので、右クリックして「終了」させようとしましたが･･･なぜかアプリがまた起動してしまいます。
先ほどの「設定」－「アプリ」からこの２つのアプリのアンインストールを行いました。問題なくアンインストールでき、再起動しても問題ありませんでした。
このような詐欺ソフトの類は、動画などを見ていて「危険」というようなポップアップが表示されて、慌ててボタンをクリックしたり、無料のアプリをダウンロードしようとして、ダウンロードサイトの紛らわしい表示のボタンをクリックしたりすることで、インストールしてしまいます。
よく勝手にインストールされたというお客様もいらっしゃいますが･･･基本的にはユーザー側で、インストールを行う操作をしなければ、インストールされることはありません。
※詐欺ソフトの記事を書くと･･･「詐欺ソフトをカードで購入してしまった。どうしたらよいか。」というコメントをいただきますが･･･こちらのブログでは、詐欺ソフトの類をインストールしないこと、インストールしてしまった場合のアンインストールの方法などを記載しています。
もし、カードで購入してしまい、キャンセルしたい場合はカード会社に相談してみることをお勧めします。申し訳ありませんが、どらともではお答えすることができません。
