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TX90L/D 電源入らず 電源ユニットAPC4PC50電解コンデンサー交換

最近は、めっきり減ったのですが・・・TX90L/Dの電源入らずの原因である電源ユニットAPI4PC50の電解コンデンサー交換修理のご依頼がありました。

ただ通常と異なるのは・・・こちらのブログをご覧になり、電源ユニットを開けてみたところ、電解コンデンサーの液漏れを見つけて交換したのですが、直らなかった・・・という点です。

お客様のほうで、どのような交換作業を行ったのか不明であること、電解コンデンサー以外の部品の故障もあり得ること、また古い機種なので電源ユニットだけでなく、パソコン本体側の故障の可能性もあります。

最悪電源ユニットの修理できない可能性もあることをご了解の上、電源ユニットを送付いただきました。

電源ユニットを受け取りました。



内部を確認してみると、お客様が交換した電解コンデンサーの横のもう一つのコンデンサーが頭部膨張を起こしていました。
これらのコンデンサーは起動回路に使われているので、液漏れ・頭部膨張(故障)していると、電源ユニット自体が起動できません。

念のため、検証用のTX90に電源ユニットをつないでみても、電源が入りませんでした。

いつものように、液漏れ・頭部膨張を起こしやすい電解コンデンサーを交換しました。

交換後は、電源ユニット単体で正常に起動し、検証用TX90に接続して、パソコン本体が通電することを確認しました。

TX70・TX90の大型液晶一体型パソコンの電源入らずの現象は、以前は電源ユニットの電解コンデンサーの故障が原因のことが多かったですが、もう古い機種なので、電源ユニットの電解コンデンサー以外の部品の故障や、パソコン本体側のマザーボードの部品の故障の場合も増えてきており、電源ユニットを送付いただいても修理対応できないこともあります。
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