パソコン便利屋 どらともサポート ブログ

Windows7→Widows10アップグレードとSSD換装

Windows7のマイクロソフトサポートが終了して3か月ほど経ちましたが・・・まだまだ現役のWindows7パソコンがあるのも現実です。

ご近所の会社様から・・・Windosw7のパソコン3台をWindows10にアップグレードして欲しいとご依頼がありました。
確か昨年の5月ごろに一度お伺いして、その際に2020年の1月にはWindows7のサポートが終了するので、それまでにOSの対策が必要ですよ・・・とお話ししていたことを思い出しました。
3台のアップグレードを、できるだけ業務に影響ないようにするため、金曜日の夕方にお伺いして、パソコンをお預かりして土日でアップグレードを行い、翌月曜日にご返却することになりました。

お伺いしました。Windows7が3台、Windows8.1が1台あり、Win7のパソコンをWindows10へアップグレードしたいとのことでした。
いつものように、Windows7→Windows10へのアップグレードは、メーカーは保証していないので、Windows10へのアップグレードができるかは、実際にやってみないとわからない、アップグレードできない場合は、元のWindows7の状態でご返却することを了承いただきました。
いろいろお話ししている中で・・・Windows7のパソコンがどれも遅くなってきている。Windows10にすれば速くなるか?というご質問がありました。
答えはNoです。Windows10にアップグレードすることで、さらにスペックの要求が厳しくなるので、遅くなることはあっても、速くなることはありません。
特にメインで使っているWindows7機が遅いということで確認させていただきました。確かに動作がもっさりしています。
タスクマネージャーの「詳細表示」で使用率を確認してみると・・・ディスクの使用率がずっと高使用率のままで貼りついています。
ディスク自体は調べると「正常」でしたが、使用時間が2万時間を超えており、交換の良いタイミングです。
お客様には、ディスクの使用率がずっと100%近く、速度低下の原因になっていることをご説明し、SSD(半導体ディスク)に交換することで、この状態を解消でき今より速くなることをお伝えしました。
スペック的にはi5-4460 メモリ4GB 500GBHDD (64bitOS)なので、SSDに換装すれば、もう少し速くなるはずです。
SSDの効果の様子見という事で、とりあえずこの1台のパソコンをSSD換装とWindows10へのアップグレードを行い、その結果で残りの2台をSSDに換装するか判断していただくことになりました。

パソコンは、いわゆるマイクロタワー型のデスクトップパソコンでした。最近はこのタイプの大きいデスクトップパソコンは、あまり見なくなりましたが・・・修理する者にとっては、分解や部品交換しやすいので助かります。

元のHDDが500GBでしたので、SSDも同容量の500GBを使用することになりました。HDDが3.5インチ、SSDが2.5インチなので、取り付けには2.5インチ→3.5インチの変換マウンタが必要になります。
デスクトップパソコンでも、液晶一体型やスリムタイプでは、SSDのコネクタの位置がHDDと同じ位置になるマウンタを使用しないと、ケーブルが取り付かないのですが、今回はディスクへの信号・電源ケーブルの引き回しに十分余裕があったので、普通の変換マウンタを使用しました。



今回は同容量のHDD→SSDへの換装なので、少し手順が簡単になります。それは元のHDDがバックアップになるからです。
1.HDD→SSDへクローンを作成します。
2.クローンしたSSDを取り付けます。
3.Windows7が正常に起動、一般アプリが動作することを確認します。
4.問題なければWindows10へのアップグレードを行います。

今回は、問題なくWindows10へアップグレードすることができました。万一アップグレードできない場合は、元のWindows7のHDDを取り付けてご返却する予定でした。

カバーを開けたついでに内部の清掃も行いました。結構ファンやヒートシンクにホコリが溜まっていました。

翌月曜日の朝に、パソコンをお持ちして、元通りに配線してご確認いただきました。
ネット閲覧やOfficeアプリの起動や動作が速くなったことに驚いていらっしゃいました。
残りの2台もSSDへ換装し、Windows10へのアップグレードを行うことになりました。

Windows7パソコンが出始めたのは、10年くらい前からです。それから現在まで・・・CPUは、毎年のようにスペックアップして新しい型番になっています。メモリもDDR2→DDR3→DDR4と高速メモリに替わってきています。
それに対して・・・ハードディスク(HDD)は、IDE→SATAへの移行はありましたが、ずっと昔からスペックアップしていません。
OS自体もWindows7→Windows10へ変わると・・・この辺の部品の性能も要求されてきます。
新しいパソコン(Windows10)でも、ディスクがHDDの場合、やはりボトムネックとなり、動作足を引っ張っているように思われます。
なので・・・新しいパソコンを購入される場合は、ディスクがSSD(半導体ディスク)の機種を選ぶと、OS,CPU、メモリの性能が十分発揮できると思います。さらに最近のパソコンは、2.5インチのSSDよりも高速な、M.2 PCIe NVMe SSDを搭載した機種も出てきました。
SSD搭載パソコンは、HDD機種よりも、価格的には割高になりますが・・・長期間パソコンを使用することを考えると、SSDもありだと思います。



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事