パソコンを起動してみると・・・うん?ウィルス検出のメッセージは表示されません。お客様に確認すると・・・電話した日は、表示されたが翌日から表示されなくなったそうです。
ではセキュリティソフトのログを調べてみると・・・電話をいただいた日に確かに、50件以上のウィルス検出ログが残っています。詳細を調べると・・・360Safeというフォルダー内の実行ファイルをTROJ_GENとして検出しています。
ファイル名から調べると・・・「360安全卫士」という、中国で使われているセキュリティソフトであることがわかりました。
なぜこのソフトが入ったのか不明ですが・・・もともとセキュリティソフトがきちんと入っているので、必要ありません。
この時気がついたのですが・・・IEのトップページが「Inbox」になっています。こちらも確認すると・・・知らないうちにトップページが変わってしまったそうです。こちらも対処の必要があります。
まずは、「360安全卫士」のアンインストールです。中国語表記なのでなかなか理解できないのですが・・・右下のアイコンの「退出」(おそらく終了)を選んで、終了させます。
そして、プログラムの追加と削除からアンインストールしようとしたのですが・・・中国語の説明がよくわかりません。
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一回目は・・・上書きインストールしてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
気を取り直して・・・漢字から意味を想定しながら、なんとかアンインストールに成功。レジストリの残骸も削除しました。
これで再起動しても、「360安全卫士」が起動することはなくなりました。
次は、トップページが「Inbox」に変わってしまった件です。
「Inbox Toolbar」がインストールされており、IEのツールバーにも見慣れないツールバーがいっぱい表示されています。
「Inbox Toolbar」がインストールされている場合、他の「Site Ranker」「Rebate Informer」「24X7Help」なども一緒にインストールされている場合が多く、今回もしっかり入っていました。
おそらく「Inbox Toolbar」のインストール画面に、これらのソフトもインストールするにチェックがデフォルトでついているのだと思います。よく画面を確認しないで、そのまま「OK」してしまうと・・・いろいろなおまけソフトも一緒にインストールされてしまいます。
こちらは、説明が英語でしたので・・・問題なくアンインストールできました。
お友達が、海外のサイトから音楽試聴ソフトをダウンロード・インストールしてからおかしくなったそうで・・・その時に、いろいろなソフトを入れてしまったのでしょうね。
ネットからソフト(特に無料ソフト)をダウンロード・インストールする場合は、画面をよく確認して、他のソフトも一緒にインストールする設定になっていることが多いので、「インストールする」のチェックを外してから、必要なソフトだけをインストールする必要があります。
特に最近ではニュースで話題になっている・・・ウィルス感染で、パソコンを遠隔操作されてしまったり、ネットバンキングの画面に銀行のIDやパスワードを抜き取られてしまう事件も起きていますので、注意が必要ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_1.gif)