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偽メンテナンスソフト Windows Diagnostic

以前サポートで対応させていただいたお客様から「インターネットにつながらなくなったので、調べて欲しい」とご連絡がありました。
ネットにつながらない場合は、基本的にはお客様の環境で確認するのですが・・・変なソフトが表示されているとのことでしたので、別の問題のようでした。
お客様が事務所へノートパソコンを持ってきてくださることになりました。

Vistaの初期のパソコンですが・・・電源を入れて立ち上げて暫くすると、「Windows Diagnostic」というソフトが起動しました。



「エラーがある」云々というメッセージを表示しています。名前からは、いかにもMicrosoftのソフトのように感じますが・・・怪しい画面ですね。

ネットにもつながらず、なんといっても画面を閉じてもすぐにまた前面に表示されてしまうので、他の操作ができなくなってしまいます。

このままでは、対処できないので・・・まずセーフモードで立ち上げて「msconfig」コマンドでスタート項目をチェックします。



ありました!C:¥ProgramData¥WmxemlFoTcFj.exe です。
レジストリは HKCU¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Run に登録されていました。
まずレジストリを念のためエクスポートしておき、上記箇所のWmxemlFoTcFj.exeを削除します。

次にC:¥ProgramDataを確認すると



WmxemlFoTcFj.exeがありました。あと26861344も怪しいファイルです。デスクトップに「Windows Diagnostic」のショートカットがあったのですが、そのプロパティを調べてみると、「26861344.exe」を起動するようになっていました。

これらのファイルを削除して再起動を行うと・・・問題なくネットにつながり、いろいろなソフトも操作できるようになりました。
ただし、壁紙がかわってしまったので、こちらは手動で元の壁紙に戻しました。

他にも設定が変わってしまっている可能性もありますが、暫く使って様子見とさせていただきました。
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