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起動しないVistaパソコン

4年くらい前にお伺いしたお客様・・・その時は、新しいWindows10パソコンの設定でお伺いしたのですが、それまで使っていたVistaのパソコンがありました。Vistaパソコンはネットから切り離して住所録管理・宛名印刷に使いますとのことでした。
先日、そのお客様から連絡があり、Vistaのパソコンが起動しなくなったとのことでした。とりあえずお伺いして状況を確認することにしました。

パソコンは、デスクトップのPC-VL500LG Core2DuoE4500、メモリ4GB、HDD320GB、Vistaという構成です。
今までも、電源を入れると「修復」が始まることがあったそうですが、修復が完了するとWindowsが使えたそうです。

電源を入れてみると・・・メーカーロゴの表示の後、カーソルだけが表示されています。ディスクアクセスをしていましたので、暫く待っていましたが全く状況は変わらず。
お客様も、一日放置しても状況は変わらなかったそうです。一旦電源を落としてからBIOS表示させると・・・ちゃんとディスクは認識しています。
ディスクを取り外して、どらとものノートパソコンにつないで、状態を確認してみました。



「正常」状態でした。使用時間も1393時間とVistaパソコンにしては、少ない時間です。ハードディスクの物理的故障ではないみたいです。

ディスクの空き容量を確認してみると・・・

うん?Cドライブの空きがほとんどありませんでした。(検証用PCにつないでいるので、C→Dドライブ、D→Gドライブの表記になっています)
空き容量がほとんどなくて、起動時の修復も実行できず、起動できなかったのかもしれません。

ディスク内のデータは読める状態でしたので、住所録などの必要なデータを取り出して、もう一台のWindows10のパソコンに移行して、そちらにパソコンで今後操作を行う対処もあります。
お客様は・・・使い慣れているので、できればこのVistaパソコンで使えるようにして欲しいとのことでした。

一旦パソコンをお預かりしました。

まず、現状のHDDを丸ごとバックアップを取りました。HDDに物理的なエラーはないので、問題なくバックアップできました。
次に、Cドライブの空き容量不足を解決するために、パーティション編集ソフトを使い、ほとんど使っていないDドライブの容量を半分にして、残りをCドライブに割り振りました。


これでCドライブ(図ではDドライブ表示・・・検証用PCでの作業のため)の空きが100GB以上確保できました。

このHDDをパソコンに取り付けて、電源を入れると・・・自動でCHKDSKコマンドが起動して、C、Dドライブのチェックが始まりました。
チェック完了後再起動して、無事にWindowsが起動してきました。
Vistaなのですが、当時としてはハイスペックな構成なので、結構キビキビ動作します。
10年以上前のパソコンですが、HDDの使用時間が1393時間ということは、年末年始の年賀状の宛名・デザイン面の印刷の時しか使っていなかったかもしれませんね。
これでもう暫くVistaパソコンにがんばってもらえますね。
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