「Classic Shell」の開発は終了しましたが、その後「Open Shell」というアプリがあとを引き継ぎ、利用できるという情報をいただきました。
詳しくは、本記事のコメント欄「ClassicShellなしでは辛いっす」さんの情報を参照ください。
1年半ほど前に、プリンターの接続設定でお伺いしたお客様から・・・パソコンを起動すると変なメッセージが表示される。「OK」か「キャンセル」の選択画面が表示されるが、どうしたらよいかわからないので、見て欲しい・・・とご依頼がありました。
どんな画面ですか?とお尋ねしましたが・・・よく覚えていないが、パソコンを起動すると必ず表示される・・・とのことで、お伺いしました。
Windows10のノートパソコンで、電源を入れてWindowsが起動してきました・・・すると、出ました!
英語のメッセージで・・・「使用しているOSに対応していないので、新しいバージョンにUpdateしてください、云々」といった内容でした。
そして、そのメッセージを表示しているのは「Classic Shell」でした。
Classic Shellは、Windows8.1やWindows10の環境で、Windows7のようなスタートメニューを復活させたり、スタートボタンをカスタマイズできるツールです。
Windows8.1(Windows8)が出始めたころ、その使い勝手の悪さに対応するため、このClassic Shellをインストールして、Windows7(XP)のような画面にカスタマイズして使用しているユーザーが多かったことを思い出しました。
確か、お店でパソコンを買うと、Classic Shellを入れて、従来のWindows7のような画面で使用できるようにしてくれるところもありました。
お客様の画面のスタートのボタンも、四角いWindowsマークでなくて、Windows7の丸いマークでした。
そういえば、最近はClassic Shellを見ません。念のためネットで調べてみると・・・Classic Shellの開発(サポート)は、昨年12月で終了していることがわかりました。その理由の一つとして、Windows10の更新が頻繁なため、負担が大きいことが挙げられています。確かに年2回の頻度でメジャーアップデートを実施されてしまうと、それに対応するのは大変だと思います。
今回のメッセージは、Classic Shellの開発は終了してしまっているのに、Windows10が継続してアップデートを行っているため、Classic Shell側では、対応できない状態になっているために、新しいバージョン(Classic Shell)にしてくださいと表示されているものと思われます。しかし実際には開発終了したClassic Shellには、新しいバージョンは存在しません。
お客様に状況をご説明して、「Classic Shell」をアンインストールして、本来のWindows10のスタートメニューで使用してもらうことにさせていただきました。
長い目で見れば、Windows7のMicrosoftのサポートは、2020年1月で終了してしまうので、それ以降はWindows8.1かWindows10のパソコンが主になっていきますので、いつかは、Windows10のスタートメニューやインターフェースになれる必要があります。
Classic Shellをアンインストールして、再起動すると・・・Windows10の見慣れた四角いスタートボタンが表示されました。最初は若干戸惑うかもしれませんが、使用していくうちに少しずつ慣れていくと思います。
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