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Cドライブを圧縮してディスク領域を空けるのは?

キーボードの入力がおかしい・・・入力できないキーがある、時々勝手に連続してキー入力される・・・ノートパソコンをお預かりしました。キーボードを外して、USBのキーボードをつけると問題ありませんので、キーボードの不良ということで、手配を出しました。

キーボードが入荷する間にいろいろ調べていて、ちょっと気になったことがありました。
マイコンピュータで各ドライブを表示すると・・・Cドライブが青文字で表示されています。もしやと思いCドライブの「プロパティ」を調べてみると・・・やはり「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」にチェックがついています。
う~ん、もともとCドライブは80GBあり、まだ半分の40GBが空きで残っているので、空き容量が無いというわけではありません。

ドライブの圧縮のメリットは、もちろんハードディスクの空き容量が増える・・・ということなのですが、それよりもデメリットのほうが大きいと思います。
それは、ファイルを圧縮してサイズを小さくしますが、使う時は解凍しながら使うわけです。そのため当然、動作が遅くなります。システムドライブのCに行うと、全体の動作速度にも影響があります。もちろん最近のパソコンのCPUは高速になったので、それほど影響がないという意見もありますが・・・読み書きの処理も増えるのでディスク故障も起こしやすくなります。

一昔前のように、ハードディスク容量が小さくて、使っているとすぐに空き容量がなくなってしまうような場合には、有効な機能だったと思いますが・・・大容量のハードディスクになった現在では、デメリットのほうが大きいと思います。

いらないファイルを削除したりしても、本当に空き容量が少なくなって困っているのであれば・・・ハードディスクをより大きな容量に交換するほうがよいです。
お客様に確認したところ、Cドライブを圧縮設定にした意味はないそうで、圧縮しない設定に戻すことにしました。
「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」のチェックを外して「適用」をクリックすれば戻してくれますが・・・結構時間がかかります。今回は1時間程度かかりました。

Cドライブの空き容量は39.8GB→39.3GBとなりました。つまり圧縮の効果は500MBしかなかったことになります。ファイルの種類にもよるのですが、ドライブ自体を圧縮しても、実際の圧縮効果は小さいみたいです。

これで起動してみると・・・圧縮していた時より動作が軽快になりました。
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