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ブレーカー復旧後、無線でインターネットがつながらない

ブレーカーが飛んでしまい、復旧後Wifiでインターネットにつながらなくなった。パソコン2台、スマホどれもつながらない。有線LANではインターネットにつながる・・・というご依頼がありました。

ブレーカー復旧後は、モデムやルーターなどのネットワーク機器が同時に電源が入るので、動作が不安定になる場合もありますが、復旧後電源の入り切りを行っても状態が変わらないとのことでした。
今回は、パソコン2台、スマホどれもつながらないとのことなので、モデムやルーターの問題の可能性が高いです。

お伺いしました。パソコンはWifiの電波は受けていますが・・・「設定が必要です」と表示されていました。
ネット環境は、NTTのゲートウェイに、NTTの無線ルーター(中身はBuffalo製)がつながっていました。ゲートウェイや無線ルーターのランプの表示は、特に異常は確認できませんでした。
お客様が有線LANではつながるとおっしゃっていましたが、ゲートウェイにつないでいるLANケーブルでした。試しに、無線ルーターの有線ポートにLANケーブルをさし直してみると・・・やはりインターネットにつながりません。
念のため電源を入り切りしましたが・・・状況は変わりません。

どらとものノートパソコンで無線ルーターにログインしてみることにしました。
すると・・・無線ルーターのIPアドレスが・・・192.168.1.1で表示されています。うん?このアドレスは、ゲートウェイのIPアドレスのはずなのに???
念のため、ゲートウェイにLANケーブルをつないでIPアドレスを確認すると・・・やはり192.168.1.1でした。
ゲートウェイと無線ルーターのIPアドレスが競合していました。

どうも、無線ルーターのほうが、ルーター機能が働いていて、自分のIPがデフォルトの192.168.1.1になっているようです。
無線ルーターのスイッチの確認すると・・・「Auto」になっていました。他にRouter機能「ON」と「OFF」のスイッチ位置がありました。
ゲートウェイがルーター機能を持っていますので、後段の無線ルーターは、ルーター機能はOFFで使用するのが一般的です。
「Auto」モードは、無線ルーターが前段機器にルーター機能があるかを判断して、機能があればルーター機能をOFF、なければルーター機能をONに自動的に設定するのですが、時々このAuto機能がうまく動作しないことがあります。
なので・・・モードスイッチを「Auto」から「OFF」(ルーター機能強制的にOFF)にして、電源を入り切りしました。
暫くして無線ルーターが起動してきましたので、確認してみると・・・IPアドレスが192.168.1.201になっていて、ログインすると「ブリッジモード」で動作していました。
(ルーター機能OFFのモードは、Router OFF、AP(アクセスポイント)モード、Bridge(ブリッジ)モードなど、メーカーによっていろいろな呼び方があります)

インターネットも、パソコン、スマホで閲覧できることを確認しました。

今回は、ブレーカーの断・復帰が無線ルーターの動作をおかしくしてしまったようなのですが、5年以上使用しているとのことでしたので、同現象が再発する様であれば、買い替えもご検討することをお勧めしました。
時々、このブログでも書いていますが・・・ネットワーク機器(モデム、ルーター、HUBなど)は、常時通電で使用しますので、長期間の使用で不具合が発生することがあります。
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