ドジャハタハララン

アニメとか漫画とかの話。

「ビバリーヒルズ・コップ(1984)」見た

2024-12-09 20:00:00 | 映画
前回、前々回の映画記事で扱った二作品はほんと苦痛で、「途中まで見たしもう最後まで見るか」と惰性で見ていたのだが、今回は久しぶりに面白いと思いながら見れた。

アニメ映画「鷹の爪シリーズ」に雰囲気が近いな、と思った。というかあれは往年の映画作品が多大に下敷きとなっているのだろう。

その鷹の爪にも本作品にも言えるけど、コメディ調で展開していくとかっこいいシーンがより引き立つんだよね。ナイトキャップってやつ?
まあ当たり前の演出技法か。

ただ、アクセルの破天荒なキャラクターが破天荒すぎる。流石に破天荒すぎる。
破天荒すぎて普通に考えてこんな行動しても上手くいかないだろ、と思ってしまう。創作物とは言え上手く事が運びすぎてると感じてしまう。

だけど、あり得ないだろと思うとは言え、こういう行動で物事を進めていくのか、という行動の「アイディア」は感動する。









訂正
ナイトキャップ→ギャップ

「事故物件 歪んだ家(2022)」見た

2024-11-15 20:00:00 | 映画
はじめに
度々書いてる映画記事は、読者は既にその映画を見てるという前提で書いています。よろしくお願いします。

ここ最近韓国映画を3作ほど見たけど、なんか感情移入できないなあと思った。
すぐ怒鳴ったり、ギスギスしてる感じがしたり、ギクシャクしてる感じがしたり、とにかくなんか感情移入できない。

「心の病を患う母親」が出てくるけど、怪奇現象よりこの方の言動の方が怖いと思ってしまう。
というか、出てくる登場人物全員に不穏な感じがしてなんだか怖い。

血の繋がってない子との親子愛。血が繋がってないからと親に対し他人のような接し方をする養子が、親に心を開いた!的な展開は前見た韓国映画でもあった。向こうでは泣かせる時によく使う展開なのかな?

結局のところ面白くなかった。全体的に冗長なんだよね。脚本が練られてないように感じる。何がしたいのかもわからない。何が言いたいのかわからない。

色々要素があるんだよね。
・先ほど書いた、血の繋がってない親子の距離感のある関係
・引っ越した家で怪奇現象
・住んだ一家を無理心中させる霊
・心を病んでる母親
・色々やらかしてしまった作家だった父親

この要素がどれも中途半端な描写で、しかも全体的にまとまってない。結局何がしたいのかわからない。親子愛をテーマにしたいのか怪奇現象をテーマにしたいのか病んだ母親をテーマにしたいのか。

もっとシンプルで良かったんじゃないかなと。
引っ越しました。怪奇現象起きました。この怪奇現象に耐えれず気が狂い無理心中。みたいな。
まず養子の要素いらないと思う。
別に養子が出てくる必要性ないでしょ。

そして、ホラー映画なので怖いかどうか。別に怖さもないです。



「STAND BY ME ドラえもん 2(2020)」見た

2024-10-27 11:00:00 | 映画
ネットだと「クソ映画」とか言われてる「STAND BY ME ドラえもん」シリーズ。
1作目はね、公開当時観てました。「酷い」とか「クソ」とかそういう感想は抱かなかったので、ネットで評判悪いのを知り驚きましたね。
で、2作目なんですけど、公開当時観てなかった。
その後アマプラにあった時期があるんだけど、観ようと思ってなんだかんだで観ないうちに配信終了してた。

藤子F90周年記念として、最近アマプラに藤子F作品が多数配信された。
で、この「STAND BY ME ドラえもん2」も再び配信。
最近、「そういやまた配信されてたなあ」と思い視聴。

確かにストーリーは粗が気になったり。脚本が練れてないというかなんというか。
ただ演出、美術設定、アイディアなんかがすごく面白い。こっちに注目して楽しんでた。

タイムマシンとか入れ替えロープとかの道具を使う描写。映画オリジナルの解釈、アレンジを入れて細かく描かれてる。タイムマシンの空間はこうなってる〜みたいな。これがSF的というか、ファンタジー的というか、とにかくすごく見てて面白い。

未来デパートの人(見た目、ヨドバ氏の流用。声優はバカリズムと聞き、びっくり)が来る。「うちの商品である入れ替えロープに、入れ替わって1時間経つと元の体に戻れなくなり、なおかつ記憶を失う(こうして書き起こすとよくわからない設定)という不具合が見つかった。やばいから回収しにきた」とのこと。「記憶が消える!」と言うわけで、子供のび太(体大人)は自分と入れ替わった未来の大人のび太(体子供)を見つけ、1時間以内に再び入れ替わって戻ろうとする。
で、入れ替えロープが「もうすぐ1時間経つ」「1時間経った」みたいに言うわけ。

なんで不具合に関する警告音が鳴るんだよっていう。

その不具合があるのを分かってて警告音を内蔵してるのかよっていう。

と思ったら
入れ替えロープ「もう1時間経ったから元の体に戻らないよ」
ドラ「戻して」
入れ替えロープ「無理」
みたいな会話がある。

あっ。道具に人工知能が搭載されてて、あれは警告音じゃなくて自分に不具合があることを知った人工知能さんの会話なんだ。と思った。
ロボ子や木こりの泉なんかのロボットではない、ああいったTHE・機械な道具も会話するという、非常に面白い解釈、アレンジ。

未来の世界にいたところ、タイムマシンもタイムベルトも使えなくなった。どうやって元の時代に帰ればいいのだろう。
タマシイムマシンで帰ろう。

このシーンもすごく面白かった。
この道具をこう使うのか、という。

ただCGだけど、やっぱり不気味なデザインだなあと思ってしまった。
まず序盤で出てくるのび太のおばあちゃんを見た時、「なんか気持ち悪い造形だなあ」と思ってしまった。
例えば、アニメ「星のカービィ」みたいなCGだったら、そう思わないのかもしれないけどね。

そういうわけで、前述の通りアイディアとか演出なんかを見て、面白いなあと思っていたけど、ストーリーの方はというと、やっぱりあんまり面白くないかなあ。展開がわざとらしいかなあ。と言ったところかなあ。

「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006)」見た

2024-07-17 20:00:00 | 映画
ジャッジ・ドレッドでもそうだったんですが、漫画が原作と知らずに見てました。
調べるとその原作漫画をだいぶアレンジしてるみたいですね。キャラクター設定とか全然違う。

うーん、本作は約2時間なのですが、内容のボリュームを思うと冗長かなあ、と。
ダラダラした演出が多いです。
1時間30分とかにして、もうちょっと早く展開を進めたほうがよかったかなあ、と。

お話の方ですが、わざとらしさが気になります。
わざとらしいセリフ、わざとらしい展開。
説明不足な所が多々あるのも気になったり。
荒削りというかなんというか。

でも、感動シーンがあるんですがそこはちゃんと「😢」となったり、発想や会話が面白いシーンもあったり、全体的には良かったです。




「アミューズメントパーク(2021)」見た

2024-06-22 11:50:00 | 映画
なんかフィルム作品のような画質。そういう加工なのか、本当にフィルム撮影なのか。
そして退色したフィルムのような、赤っぽい色味。
とにかく、なんか怖い画面。

内容。社会の縮図の遊園地が舞台。
社会で老人が受ける仕打ちを描き、問題提起する作品。


社会の縮図の遊園地。
格差の描写があったり、老人に対するカツアゲの描写があったり、若者と老人の事故の描写があったり、遊園地がほんと社会の縮図。



Amazonプライム曰く「ホラー映画」のジャンルらしい。
怖い音楽が流れたりで確かに怖かった。
社会などへの問題提起の内容なので、現実的な怖さが。

でも、演出に関して自分はホラーというより芸術性を感じたかな。
芸術映画の要素もあるのかな?


あとは、ストーリーが曖昧な作品なのだなと思った。
こういうものは最後どうまとめるのか気になるものだ。
で、そのオチは結構良く、「おお!」と感心。

結論として、これは娯楽映画ではなく問題提起する作品、なのかな?自分は芸術性も感じたりしたけど。
自分はこういう現実と向き合う作品好きだけど、純粋な娯楽としては見れないと思いました。