ドジャハタハララン

アニメとか漫画とかの話。

「アミューズメントパーク(2021)」見た

2024-06-22 11:50:00 | 映画
なんかフィルム作品のような画質。そういう加工なのか、本当にフィルム撮影なのか。
そして退色したフィルムのような、赤っぽい色味。
とにかく、なんか怖い画面。

内容。社会の縮図の遊園地が舞台。
社会で老人が受ける仕打ちを描き、問題提起する作品。


社会の縮図の遊園地。
格差の描写があったり、老人に対するカツアゲの描写があったり、若者と老人の事故の描写があったり、遊園地がほんと社会の縮図。



Amazonプライム曰く「ホラー映画」のジャンルらしい。
怖い音楽が流れたりで確かに怖かった。
社会などへの問題提起の内容なので、現実的な怖さが。

でも、演出に関して自分はホラーというより芸術性を感じたかな。
芸術映画の要素もあるのかな?


あとは、ストーリーが曖昧な作品なのだなと思った。
こういうものは最後どうまとめるのか気になるものだ。
で、そのオチは結構良く、「おお!」と感心。

結論として、これは娯楽映画ではなく問題提起する作品、なのかな?自分は芸術性も感じたりしたけど。
自分はこういう現実と向き合う作品好きだけど、純粋な娯楽としては見れないと思いました。

【漫画単行本語り】谷岡ヤスジ傑作選 天才の証明(実業之日本社)

2024-06-19 21:00:00 | 漫画
(見出し画像 出版社公式サイトより)

この中に入ってる後期の作品「ウシくんの村でした」はほんと良い。
絵本雑誌に載ったんだっけ?だからほのぼのとしている。
そもそも、児童漫画家のアシスタントだったりデビュー作「やっちゃん」を見る限り、最初はほのぼのした作品を描こうとしていた人のように思える。



谷岡さん(先生と呼ばれるのを嫌がった方らしい)は、デビュー当初おとなしい漫画を描いていたものの、ある時「オドリャー!」っとパワー溢れるオラオラ漫画を描き始め大ヒットした方。

デビュー当初は「おとなしい」作品と聞き、どんなのかと興味を持っていた自分。
ガキ道講座で大ヒットした時に出た作品集「ヤスジの傑作まんが集(雑誌サイズだからでかい)」「ハレンチ大まんが」なんかにその初期作品が入ってるみたいで入手して読みたいものの、これは大人漫画作品全般でそういう傾向があるのだけど、レアで中々…。
しかし本書や同時期に出た「ガキ道講座」の愛蔵版に、少しだけ収録されていた。
そんなわけで読んでみた。
うーん、おとなしいというか、典型的なエロネタ大人漫画を頑張って真似た感じ。正直面白くない。


憶測なんだけど、ヤスジ作品って無理してえっちいの描いてる雰囲気がある。前述の通り、本来はほのぼのした作品を描こうとしていた人なのではないかなと。

谷岡さんは長谷川町子先生に憧れていたらしい。

憧れていて、本当はああいった漫画を描きたかったものの、大人漫画界はアダルトな内容の物が主流になっていた。
なのでそういうのを描かざるを得なかった。
そんな感じで慣れないえっちいのを描いたので、初期作品はあまり面白くない。
で、慣れた事によりあのオラオラ漫画が誕生。
そんな感じなのかなあ、みたいに思います。



「ジャッジ・ドレッド(1995)」見た

2024-06-14 22:45:00 | 映画
SF映画。

この前は「メン・イン・ブラック」見てた自分。そっちはコメディで結構ゆるい。で、この「ジャッジ・ドレッド」。雰囲気はシリアスで結構刺激の強いシーンも多め。血も出るよ人もたくさん死ぬよ。

そんな中この手のにはよくあるけどお調子者のキャラも添えてあり、苦いコーヒーに入れるミルクのような効果を出してると思う。
そのキャラは基本的にそういうお調子者だし、小物なんだけど機械に強いという長所を生かした活躍シーンがあって良かった。



なんか前作があるのか?みたいに思ったのですが、イギリスのストーリー漫画が原作なんですね。