ドジャハタハララン

アニメとか漫画とかの話。

「STAND BY ME ドラえもん 2(2020)」見た

2024-10-27 11:00:00 | 映画
ネットだと「クソ映画」とか言われてる「STAND BY ME ドラえもん」シリーズ。
1作目はね、公開当時観てました。「酷い」とか「クソ」とかそういう感想は抱かなかったので、ネットで評判悪いのを知り驚きましたね。
で、2作目なんですけど、公開当時観てなかった。
その後アマプラにあった時期があるんだけど、観ようと思ってなんだかんだで観ないうちに配信終了してた。

藤子F90周年記念として、最近アマプラに藤子F作品が多数配信された。
で、この「STAND BY ME ドラえもん2」も再び配信。
最近、「そういやまた配信されてたなあ」と思い視聴。

確かにストーリーは粗が気になったり。脚本が練れてないというかなんというか。
ただ演出、美術設定、アイディアなんかがすごく面白い。こっちに注目して楽しんでた。

タイムマシンとか入れ替えロープとかの道具を使う描写。映画オリジナルの解釈、アレンジを入れて細かく描かれてる。タイムマシンの空間はこうなってる〜みたいな。これがSF的というか、ファンタジー的というか、とにかくすごく見てて面白い。

未来デパートの人(見た目、ヨドバ氏の流用。声優はバカリズムと聞き、びっくり)が来る。「うちの商品である入れ替えロープに、入れ替わって1時間経つと元の体に戻れなくなり、なおかつ記憶を失う(こうして書き起こすとよくわからない設定)という不具合が見つかった。やばいから回収しにきた」とのこと。「記憶が消える!」と言うわけで、子供のび太(体大人)は自分と入れ替わった未来の大人のび太(体子供)を見つけ、1時間以内に再び入れ替わって戻ろうとする。
で、入れ替えロープが「もうすぐ1時間経つ」「1時間経った」みたいに言うわけ。

なんで不具合に関する警告音が鳴るんだよっていう。

その不具合があるのを分かってて警告音を内蔵してるのかよっていう。

と思ったら
入れ替えロープ「もう1時間経ったから元の体に戻らないよ」
ドラ「戻して」
入れ替えロープ「無理」
みたいな会話がある。

あっ。道具に人工知能が搭載されてて、あれは警告音じゃなくて自分に不具合があることを知った人工知能さんの会話なんだ。と思った。
ロボ子や木こりの泉なんかのロボットではない、ああいったTHE・機械な道具も会話するという、非常に面白い解釈、アレンジ。

未来の世界にいたところ、タイムマシンもタイムベルトも使えなくなった。どうやって元の時代に帰ればいいのだろう。
タマシイムマシンで帰ろう。

このシーンもすごく面白かった。
この道具をこう使うのか、という。

ただCGだけど、やっぱり不気味なデザインだなあと思ってしまった。
まず序盤で出てくるのび太のおばあちゃんを見た時、「なんか気持ち悪い造形だなあ」と思ってしまった。
例えば、アニメ「星のカービィ」みたいなCGだったら、そう思わないのかもしれないけどね。

そういうわけで、前述の通りアイディアとか演出なんかを見て、面白いなあと思っていたけど、ストーリーの方はというと、やっぱりあんまり面白くないかなあ。展開がわざとらしいかなあ。と言ったところかなあ。