約3年前になるが、京都鉄道博物館で2019(令和1)年9月7日~12日までの5日間、京都鉄道博物館「車両の仕組み/車両工場」で16日まで開催の「鳥鐵ノススメ写真展」に合わせて鬼太郎列車の「キハ40-2115」が特別展示された。
それぞれ、1エンド、2エンドより撮影。画像の鬼太郎ラッピングは3代目であり、2018年にリニューアルされた。行先表示はそれぞれ「境港」「若桜」。
キハ40-2115は1981(昭和56)年5月10日新潟鐵工所(現:新潟トランシス)製。会社名は変われど「新潟鉄工」の銘板が車体や車内に残っているのは幸い。
キハ40-2115 車両番号。
キハ40-2115 検査表記・形式、自重、換算表記
乗降口に入ると、整理券発行機の隣に珍しい機会が設置されていた。これは、JR西日本が初めて導入した「車載型IC改札機」。2019(平成31)年3月16日から利用が開始された。たとえるなら、バスと同じ方式で列車に乗るという解釈。これの導入で、降車前に両替→現金精算という手間や列車遅延がすぐなると思う⁉︎
キハ40-2115運転台。狭い運転台に所狭しと機器が設置されている。運転席のシートもモケットは変わっていたが、形状は登場時のまま。
キハ40-2115助士席。2両以上の連結ではこの部分が解放されてここに乗った鉄道ファンはいるのではないか。現在はそれができるかは分からない。
さて車内に入ってみよう。
ボックスシートの背シートには「鬼太郎」のキャラクターが掲載されている。鬼太郎列車は、普段は境港線を中心にワンマン運行しているが、ぱっと見、観光列車のような車内設備のようだ。
ボックスシートの形状は一緒も背シートの鬼太郎のキャラクターデザインは2種類ある。
ロングシートも同様に背シートに鬼太郎のキャラクターデザインが掲載されている。また、優先座席は207や321系と同様の緑モケット。
トイレの壁面は鬼太郎と目玉オヤジがお出迎え。背景は大山(だいせん)であろうか。
・車両データ
キハ40-2115
1981.5.10新潟鐵工所製。新製配置は西鳥取。
1988.3米子(のちの後藤総合車両所)へ転属。
2004.6車両延命工事施工(→後藤総合車両所)、現在に至る。
・撮影日:2019.9.8
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