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D51-917号機

2022-11-12 15:05:14 | 鉄道
2019(平成31)年岡山県警察年頭視閲式終了後、JR岡山駅より徒歩15分の「下石井公園」にD51型蒸気機関車が保存されているのを知り、スマホナビで検索して現地まで行った。
 
現地に到着。画像右奥の黒い車体に屋根がついた場所がそれである。
 
黒くかつ無骨な車体に屋根付きで保存されているD51-917号機。時期は不明も再整備と再塗装が行われていたため、機関車の状態こそ悪くないものの、ボイラー上部は土埃が被っていた。
 
ナンバープレートは、公式側ないし非公式側は残存していた。一方、日本車輌製造銘板と換算銘板(空9.0/積12.5)は、公式側は残っていたが、非公式側のみなくなっていた。実際、銘板類が取り付けてあったと思われる穴が確認できる。
 
キャブ内(電車でいう乗務員室)。
機関車周囲は柵で囲んでいるため、キャブ内の立ち入りは転落による怪我やいたずら防止の観点から不可能となっている。土埃こそ被っていたが荒廃は少ない。ただし、計器類の部品の欠損・破損は何箇所か見られた。さらに、キャブ窓もなくなっていた。投石による破損の可能性が高い。
 
動輪。主輪棒は、赤や緑で塗られている。このようなスタイルで静態保存されているSLは珍しい。
 
煙突。画像では分かりにくいと思うが、浜田、新見機関区時代に集煙装置(→煤煙の排出を抑えた装置。主に勾配の大きい山間部の路線に多く設置されていた)を取り付けていたため、短くなっているのが特徴。
 
ボイラー上の蒸気ドーム。
前照灯。本体は欠品なく残存しているものの、全面は板で封鎖されていた。デンター(炭水車)は電球とレンズはない。
ATS発電機。
 
場所は、岡山県岡山市東区の下石井公園。かつては近くに、2002(平成14)年に廃校となった岡山市立出石小学校の校門がある(画像上)。
◯D51-917号機の生い立ち◯
1943(昭和18)年12月20日→日本車両名古屋工場製
1944(昭和19)年1月→函館機関区(北海道)へ新製配置。この間、耐寒耐雪工事が施工された。
1945(昭和20)年5月→五稜郭(ごりょうかく)機関区転属(同)
同年8月→盛岡機関区転属(岩手県)
1958(昭和33)年1月→ボイラーを新缶に交換した。
1968(昭和43)年9月→浜田機関区転属(島根県)
1971(昭和46)年12年→新見機関区転属(岡山県)
1972(昭和47)年3月→廃車。最終配置は新見機関区。
同年9月→下石井公園へ保存、現在に至る。
 
撮影日→2019(平成31)年1月17日(木)
場所→岡山県岡山市下石井公園


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