7/21(日)に、奈良のアドベンチャーランド針にて開催された「JFTA全日本選手権第2戦ダ・カールトライアルマスターズ」に、前日の土曜から月曜にかけて遠征してきました。
なお今回の大会は、昨年他界された御前公男さんを偲ぶ「御前公男メモリアルトライアル」として、関西方面のXクラスも併催されました。
ITSからの参加メンバーは、Pクラスに会長:うっち~さん、XクラスにK野さん、井○の3名。
エントリー台数は、Pクラス:25台、Xクラス:35台の総勢60台。
コースはSS含めて合計7セクション。
JFTA全日本選手権ということもあり、トライアルの聖地とも言われるアドベン針のコースを存分に使った、流石に難易度の高いコース設定でした。
アドベン針の特徴は何といっても、正面の大きな岩盤を使ったダイナミックなコース。
ネット上の写真や動画で見て知っているようでも、実際に目の当たりにするとその迫力に圧倒されますね。
見上げるような岩肌を一機に駆け上り駆け下ったり、巨大な人工物を越えたりの、まさしくファイト一発!のチャレンジコースばかり。
そこに、関西のベテランの方々がJFTA全日本戦の為に練りに練った難易度の高いコース設定で作ったセクションですから、更に圧倒。
関東の狭いコースではどうしても構成されてしまう「テープやポールにタッチしないように何とか曲がって・・・」といった設定は、皆無でした。
登りも下りも、ちょっと間違えば1回転2回転しながら転落もありうるので、前日の下見を終わった時点では、正直いって怪我なくマシン壊さず無事に帰ることが目標となってました・・・。(実際は、そこまで行く手前の時点でほとんど撃沈されましたが・・・。)
特に5セクは、開会式のコース説明後に選手側から設定時間4分への時間延長が求められるといった超難関。PとXクラス:総勢60台の中でココを抜けられたのは、我等がITSのうっち~さんの1台のみ!素晴らしいですね!!
終わってみれば、全日本戦を戦う全国のPクラス猛者の方々でも、SS除きの6セクション中で、
8位以下からは総減点50点台、16位以下からは60点満点でSSタイム勝負という、壮絶な大会となりました。
うっち~さん、3セクの大タイヤ越え後の前転裏返し、1セクでのハンドルが効かなくなるメカトラブルで2つのセクションを落としながらも、4位入賞。
惜しくも表彰台を逃してしまいましたが、今回のハイレベルコースでの4位は流石の走り、おめでとうございます!
また、他の関東勢の選手も10位以内に4名という好成績を収めておりました。皆さん、おめでとう御座います。
Pクラス入賞の方々(リザルトが手元にないので、詳細はJFTAのHPからどうぞ。)
このような超難関コースの中、一部エスケープがあるとはいえ、XクラスでもPクラス以上の走りをする選手も数多くいて、
関西の選手のテクニックとマシン完成度のレベルの高さを痛切に感じた大会でした。
Xクラス入賞の方々
運営に携わって頂いたスタッフの皆さん、参加された皆さん、猛暑の中本当にお疲れ様でした。
なお、Xクラス参戦のITSの2名は共にSS以外は全てゴールできず、総減点60点満点で、K野さん32位、井○:31位。
マシントラブル等でリタイアの選手を除くと、後ろからの順位2つをを独占してしまいました、申し訳ありません。
しかしながら、K野さんの6セクでは、P車でも苦戦した車もある扇丸太セクションを越え、大障害物の一歩手前まで到達する快走があったそうです、ご立派!
井○は、どのセクションも最初か2番目のポイントで撃沈されましたが、1セクの1段目の岩盤をなんとか登れたのだけは、嬉しかったです。
(2段目も頑張ったのですが、登りきれず横に飛ばされ、あえなくテープタッチ)
関東で好成績を収めている選手の方々なら、どのような走りをなさるのか見てみたかったです。
機会があれば、是非とも関西方面へも遠征してみて下さい。
自分の走りでアップアップっだったので画像少なくすみません。うっち~さんからの画像も含めながら、以下にいくつかアップします。
・SS:スタート直前のK野さん
・1セク:井○の動画。
・2セク:名物ホタル坂を果敢に攻めるも横転のK野さん
・2セクのホタル坂はこんな風に駆け上がります。
・2セク:そのあとユンボに吊られるK野さんの動画
・3セクの丸太越え後の井○
・3セクの井○の動画はコチラ
・4セク:V字登りに挑む前で無念のバックのK野さんの動画
・4セクのV字登りは、こんな態勢のまま駆け上がる
・6セクの人工物を登るうっち~さん。(小さくてすみません)
・走り終わった後のITSスリーショット
(うっち~さんの5セクの走り、どなたか動画ないでしょうか・・・)
今回、井〇は関東以外への初遠征でしたが、うっち~さんの日頃の交流のおかげで、色々な方とお話する機会にも恵まれ、トライアルの歴史や環境変化、トライアルへの思い等、とても貴重な経験をすることができました。
日頃からあのようなチャッレンジャブルなコースで、マシンもテクニックも向上させている方々に接すると、とても刺激になりました。
ここへきて関東のコース閉鎖も相次いでいる現状も踏まえると、これから何を目標としてトライアルに接していくのか、 真剣に考える時期なのかなと個人的には思いました。
と、ちょっと重い話になってきてしましましたが、楽しんでなんぼのトライアル!、今後もよろしくお願い致します!
P.S.
9/15(日)富士ヶ嶺で開催される、関東選手会第4戦(JFTA全日本選手権第3戦ソリューズトライアルマスターズ)の申し込み受付が始まりました。(申込期限:8/31迄)
詳しくは、右のリンク先の「関東トライアル選手会」のHPhttp://kokejim.web.fc2.com/ の「お知らせ」をご確認下さい。