。。。。先生の机の端には ミルクの瓶が置いてありました。
私たちは席についてから、そのミルクを眺めては、いったい衛生学の授業とミルクと、
どんな関連があるのだろうかと 考えておりました。
その時、先生は突如として立ち上がり、
ミルクの瓶を流し台にガチャンと投げ込むと、こう叫びました。
『 こぼれたミルクを悔やんでも無駄だよ! 』
博士は私たちを流し台のところに呼んで、瓶の破片を見ました。
『 いいかね、よく見ておくのだよ。
君たちに この教訓を 一生の間、覚えていてほしいのだ。
あのミルクは排水管の中へ流れてしまった。----
君たちが いくら騒ごうと 悔やもうと一滴も取り戻すことはできない。
もう少し慎重な配慮をすれば、あのミルクをこぼさずに済んだかもしれない。
けれども、もう手遅れなのだーーー 私たちにできるのは、あのミルクを帳消しにしてしまって忘れること、
そして、 次の問題に取りかかることだ』
D・カーネギー 道は開ける 香山 晶(あきら) 訳より
私たちは席についてから、そのミルクを眺めては、いったい衛生学の授業とミルクと、
どんな関連があるのだろうかと 考えておりました。
その時、先生は突如として立ち上がり、
ミルクの瓶を流し台にガチャンと投げ込むと、こう叫びました。
『 こぼれたミルクを悔やんでも無駄だよ! 』
博士は私たちを流し台のところに呼んで、瓶の破片を見ました。
『 いいかね、よく見ておくのだよ。
君たちに この教訓を 一生の間、覚えていてほしいのだ。
あのミルクは排水管の中へ流れてしまった。----
君たちが いくら騒ごうと 悔やもうと一滴も取り戻すことはできない。
もう少し慎重な配慮をすれば、あのミルクをこぼさずに済んだかもしれない。
けれども、もう手遅れなのだーーー 私たちにできるのは、あのミルクを帳消しにしてしまって忘れること、
そして、 次の問題に取りかかることだ』
D・カーネギー 道は開ける 香山 晶(あきら) 訳より