シェイクスピアのリア王でさえ、
「感謝することを知らぬ子を持つのは、ヘビの歯でかまれるよりも苦しい」 と叫んでいる。
シカゴにいる私の知人は、むしろ連れ子の恩知らずぶりに文句をつけて当然と思われる。
彼は製函工場で汗水たらして働いていたが、週に40ドル稼ぐのが精一杯だった。
彼はある未亡人と結婚した。
彼女は夫を説得して借金させ、成人した二人の連れ子を大学へ入れた。
彼は週給40ドルの中から食費・家賃・光熱費・衣料費に加えて、
借金の利子まで支払わなくてはならなかった。
彼はこれを4年間も続け、苦力(クーリー)のように働いたが、
一言の不平も言わなかった。
彼は感謝されただろうか?
とんでもない。
彼の妻はそれを当たり前のことだと考えた。
子供たちは なおさらだった。
誰を非難すべきであろう?
連れ子たちだろうか?
そうだ。
だが、もっと非難されてよいのは母親であろう。
。。。。。。
D・カーネギー 道は開ける 香山 晶 訳より
井の頭公園 ツツジ一輪
「感謝することを知らぬ子を持つのは、ヘビの歯でかまれるよりも苦しい」 と叫んでいる。
シカゴにいる私の知人は、むしろ連れ子の恩知らずぶりに文句をつけて当然と思われる。
彼は製函工場で汗水たらして働いていたが、週に40ドル稼ぐのが精一杯だった。
彼はある未亡人と結婚した。
彼女は夫を説得して借金させ、成人した二人の連れ子を大学へ入れた。
彼は週給40ドルの中から食費・家賃・光熱費・衣料費に加えて、
借金の利子まで支払わなくてはならなかった。
彼はこれを4年間も続け、苦力(クーリー)のように働いたが、
一言の不平も言わなかった。
彼は感謝されただろうか?
とんでもない。
彼の妻はそれを当たり前のことだと考えた。
子供たちは なおさらだった。
誰を非難すべきであろう?
連れ子たちだろうか?
そうだ。
だが、もっと非難されてよいのは母親であろう。
。。。。。。
D・カーネギー 道は開ける 香山 晶 訳より
井の頭公園 ツツジ一輪