息づかい・ ぬくもり ・・・ アラン写真館

心に歓喜を、Dr.アランmac      幅広~い心と、 ゆとりある心で。。。。

『 神様 』 。 私は小声で申します

2016-06-26 20:24:03 | 写真館
著者は、50年間も盲人同様に過ごしてきた女性である。

「 私には片目があった。 だが、その目にも深い傷跡がついていて、

左の目尻にある小さな隙間からしか物を見ることが できなかった。

本を読むといっても、本を顔にぴったりとつけて 目の筋肉を引き締め、

眼球をできるだけ左のほうに寄せることが必要だった」

。。。。。


私の心の裏側には 絶えず全盲になりはしないかという恐怖が潜んでいた

これを克服するために、私は人生に対して快活というよりも 陽気な態度で立ち向かった 」 と彼女は記している。



やがて1943年、彼女が52歳を迎えた時に 奇跡が起こった。

かの有名なメイヨー診療所での手術によって、彼女は以前の40倍も見えるようになったのだ。


新鮮で心の躍る 美の世界が開けた


台所での皿洗いすら 彼女にとってはスリルに富んだものとなった。

彼女はこう書いている。

「 私は白いフワッとした洗剤とたわむれはじめる。

手を入れて、小さな洗剤の泡をすくい上げる。

その泡を光にかざすと、その一つ一つの中に小さな虹の美しい輝きを見ることができる 」。


また彼女は、台所の流し台の上の窓から

「 降りしきる雪の中を、灰色の雀が羽ばたきながら飛んでいく 」 のを見たとも書いている。


洗剤の泡や 雀を見て、これほどまでに感激した彼女は、著書の最後を次のように結んでいる。



「 『 神様 』。 私は小声で申します。

天にいます我らの父よ、 私は あなたに感謝いたします。 私は あなたに感謝いたします


D・カーネギー 道は開ける    香山 晶 訳より
































。。。、精神分析医のもとへ急ぐのだ・・・・うつ病④

2016-06-26 20:00:52 | 写真館
カール・ユングは言っている。

私の患者の3分の1は 臨床的には本当の神経症ではなく、

生き甲斐のなさ と 人生のむなしさ とに苦悩しているのだ
」。


言い換えると、彼らは親指を立てて ただ乗りの人生を送ろうとするが、

自動車の列はそれを無視して通過してしまう。


そこで彼らは、意地の悪い、生きるに値しない無益な人生を引きずりながら、精神分析医のもとに急ぐのだ


ボートに乗り遅れて岸にたたずみながら、

彼らは自分以外のあらゆる人々を 悪しざまにののしり、

世間は自分たちの 自己中心的欲望をさせるのが 当然だと主張し続ける。

                                     D・カーネギー 道は開ける    香山 晶 訳より



                                                       井の頭公園