息づかい・ ぬくもり ・・・ アラン写真館

心に歓喜を、Dr.アランmac      幅広~い心と、 ゆとりある心で。。。。

ところが、不思議なことが起きました

2016-06-16 09:33:40 | 写真館
(苦労性の不幸な少女の話)

少女時代から青春時代にかけて、

私が何よりも悲しかったのは、家が貧しかったことです。

私の家には、他の友達の家のような楽しみがありませんでした。

私の服はいつも安物で、しかも小さすぎて体に合わないし、流行遅れのものでした。

決まりが悪くて恥ずかしくて、夜など床についてからもよく泣いたものです。

最後に、絶望に絶望を重ねたあげく、思いついたのは、

ディナー・パーティーのパートナーに彼の経験・思いつき・将来の計画などを語らせることでした。


私は 彼らの話に特別の興味を感じていたわけではありません。

相手に、私の貧弱な服装に気づかせないようにするのが目的でした。


ところが、不思議なことが起こりました。


男の子たちの話を聞いて、いろいろなことがわかってくるにつれて、彼らの話に興味を持つようになり、

自分の貧弱な服装のことなど忘れてしまうようになりました。


そして、自分でもびっくりするようなことが起こったのです。


私が聞き上手で、男の子たちの話をうまく引き出してあげるので、

彼らも愉快になり、やがて 私は社交グループの中で一番の人気者になりました。

そして、三人の青年から求婚されたのでした。

                           D・カーネギー 道は開ける    香山 晶 訳より



                                             宮古島からの眺望






あとにも先にもあなただけです

2016-06-15 19:21:41 | 写真館
あるおそろしく暑い日のことだったが、

ニュー・ヘブン鉄道の食堂車で昼食をとろうとした。

車内は満員で、かまどのように蒸し暑い上に、サービスはもたついていた。

給仕がやっとメニューを持って私のところへ来た時、

あの暑い調理室で働いているコックさんは、たまらないだろうな 』 というと、給仕は何か わめきはじめた。


私は最初、彼が立腹したのかと思った。


『 まったく、お客さんはここへ来て、食べ物がまずい、サービスが悪い、暑い、

値段が高いなどと不平ばかり言われます。

私はここ19年間、そういう文句ばかり聞かされていますが、

あの釜の中みたいな場所で働いているコックに同情してくださったのは、

あとにも先にもあなただけです。

あなたのようなお客さんが増えたら、まったく助かります 』

彼は大声でこう言ったのだった。

                               D・カーネギー 道は開ける    香山 晶 訳より



                                                     アガパンサス

「些細なこと」 が人間を狂気の一歩手前まで。。

2016-06-14 16:46:36 | 写真館
     結婚生活では「些細なこと」が人間を狂気の一歩手前まで駆り立てるし、

「世の中の心痛の半ば」は 「些細なこと」 から生じる
、と。

。。。。

ニューヨーク州地方検事フランク・S・ホーガンはこう言っている。

「刑事裁判所の訴訟の過半数は、つまらぬことが原因である

酒場での空威張り、

家庭内での口論、

侮辱的な言葉遣い、

罵詈雑言(ばりぞうごん)、

無礼なふるまいーーーーー

この種のつまらぬことが、暴力事件や殺人にまで発展する。

ものすごく残酷な扱いを受けるなどということはめったにない。

世の中の傷心の半ばは、我々の自尊心がちょっと攻撃をうけたり、侮辱されたり、

虚栄心がちくりと刺激されるために生じるのである


。。。。。。
                              D・カーネギー 道は開ける    香山 晶 訳より


                                        ノルウェージアン・フォレスト  井の頭公園で


低俗な人々は 偉人の欠点や愚行に。。

2016-06-13 22:17:22 | 写真館
   ショーペンハウエル(哲学者) いわく。

低俗な人々は 偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる




不当な非難は、しばしば擬装された賛辞であることを忘れてはならない。


息のない犬を蹴飛ばす者は いないことを思い出そう。

                           D・カーネギー 道は開ける     香山 晶 訳より




井の頭公園で 子供が かわいさのあまり5~6人すぐに寄ってきた。



こんな状態になるには、どんな悩みがあったのですか?

2016-06-13 18:53:18 | 写真館
     私はこの病気(甲状腺の機能が異常に亢進している) にかかっている友人と、

フィラデルフィアへ出かけ、37年にわたって この病気を扱ってきたイズラエル・ブラム博士を訪れた。

待合室の壁には、大きな額に入れた博士の注意書きが掛かっていた。

私は それを封筒の裏に写しとった。


.....................リラックス と 娯楽.....................


緊張をゆるめ、英気を よみがえらせるものは、

健全な宗教、睡眠、音楽、笑い である。

神を信頼せよ。 よく眠れ。

良い音楽を愛せよ。 人生の おどけた面に目を向けよ。

そうすれば、健康 と 幸福 が得られる。


博士の友人に対する最初の質問はこうだ。

こんな状態になるには、どんな悩みがあったのですか?


博士の警告によれば、悩みから解放されないと、さらに心臓病、胃潰瘍、糖尿病などの合併症も起こりかねないという。

「 これらの病気は すべて親戚同然、いとこ同士なのですよ 」

D・カーネギー 道は開ける        香山 晶 訳より


コメントに感謝・・・・ 心に歓喜を!

2016-06-10 19:24:00 | 写真館
    思わぬ すばらしい貴重なコメントを頂き、誠にありがとうございます。


ただ、アランは変わり者ですので、はなはだ身勝手ですが、

『 アラン哲学 』 により、“コメントの返信”だけは、遠慮させていただいております。


お許しください。


これからも 変わらぬご指導、ご鞭撻のほど よろしくお願いいたします。


心に歓喜を!    Dr. アランmac


都内のマンション にて






人間は朝も昼も、そして夜中の12時すぎまで。。。

2016-06-09 14:58:22 | 写真館
私は、一般の人々が 他人のことなど気にかけないこと、

また 他人の評判などには無関心であることを知っている。


人間は朝も昼も、そして夜中の12時すぎまで、絶えず自分のことだけを考えている。


他人が死んだというニュースよりも、自分の軽い頭痛に対して千倍も気を遣うのである。


                   D・カーネギー 道は開ける    香山 晶 訳より



                                    宮古島の海

なぜ、我々はこれほど愚かなのか

2016-06-08 20:07:54 | 写真館
     スティーヴン・リーコックは、次のように書き記した。


「人生の進み具合というものは、何と奇妙なものだろう!

小さな子供は 『 もっと大きくなったら 』 と口にする。

だが、どうしたことだ。

大きくなった子供は、『 大人になったら 』 と言うではないか。

そして、大人になると、『 結婚したら 』 と言う。

けれども、結婚したらいったいどうなるか?

考えがころりと変わって、『 退職したら 』 とくる。


やがて退職が現実のものとなると、自分の過ぎし日の光景を思い浮かべる。

そこには木枯らしが吹きすさんでいるようだ。


どういうわけか、すべてを取り逃がしてしまった。

もはや過ぎ去ってしまったのだ。

そして遅ればせながら、我々は学ぶ。


人生とは、生きることの中、つまり 毎日毎時間の連続の中にあるのだ ということを 」

            D・カーネギー 道は開ける        香山 晶 訳より


おがくずを挽こうとするな

2016-06-04 09:23:22 | 写真館
     「 皆さんの中で のこぎりで木を挽いたことのある人は何人いるだろうか?

そういう人は手を挙げてください 」 と言った。

大部分の学生が手を挙げた。

そこで再び 彼は質問した。

「 それでは のこぎりで おがくずを挽いたことのある人は何人いるだろうか? 」

手は一つも挙がらなかった。


「 もちろん、おがくずを挽くことなどできるわけがありません! 」 シェッド氏は説いた。


おがくずは挽いたカスなのです。

過去についても、これと同じことが言えましょう。

すでに終わったことについて くよくよと悩むのは、ちょうど おがくずを挽こうとしている
だけなのです」

D・カーネギー   道は開ける      香山 晶 訳より













こぼれたミルクを悔やんでも無駄だよ!

2016-06-01 19:02:26 | 写真館
。。。。先生の机の端には ミルクの瓶が置いてありました。

私たちは席についてから、そのミルクを眺めては、いったい衛生学の授業とミルクと、

どんな関連があるのだろうかと 考えておりました。


その時、先生は突如として立ち上がり、

ミルクの瓶を流し台にガチャンと投げ込むと、こう叫びました。

『 こぼれたミルクを悔やんでも無駄だよ! 』

博士は私たちを流し台のところに呼んで、瓶の破片を見ました。


『 いいかね、よく見ておくのだよ。

君たちに この教訓を 一生の間、覚えていてほしいのだ。

あのミルクは排水管の中へ流れてしまった。----

君たちが いくら騒ごうと 悔やもうと一滴も取り戻すことはできない。

もう少し慎重な配慮をすれば、あのミルクをこぼさずに済んだかもしれない。

けれども、もう手遅れなのだーーー 私たちにできるのは、あのミルクを帳消しにしてしまって忘れること、

そして、 次の問題に取りかかることだ』

D・カーネギー 道は開ける   香山 晶(あきら) 訳より