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PLATZ・京阪600形「放課後ティータイムトレイン」【りべんじ!・その6】

2013年05月12日 | 京阪HTTトレイン
 さて今回はボディの塗装。説明書ではデカールを貼る箇所はホワイト塗装を指定しています。デカールの発色を優先すれば当然そうなると思います。
 とはいえ、運転台上部のオデコ廻りは角に曲率の高い3次曲面があり、平面のデカールを目立たないよう密着させるのも簡単ではありません。なので、その部分のデカールは切除して、地色は塗装仕上げとしています。
 初代へ上貼りしたのをご覧いただいた通り、このカルトグラフ製デカールは隠蔽力もかなり高いですし。



 で、デカールは絵柄の連続性重視で窓ガラス接着後に貼るので、ボディと同時進行で塗装します。まず色付きガラスの表現として運転台窓と戸袋窓にクリアーグリーンを吹き付け(写真右端は比較用の開閉窓)。ただ、前回の記事でも軽く触れた通り、結果的には薄すぎて全然目立たせることができませんでした。慎重になりすぎましたね。



 窓ガラスのサッシ・Hゴムにも予め塗り分けに合わせた色差しをしておきます。デカールに覆われる部分ではあっても発色の差を避けるための一手間。窓廻りはデカールにナイフを入れるので、隙間が目立たないようにというのもあります。
 当然、この時点で窓ガラスの取付位置が決定してしまうので、取り違えには要注意。



 613号車の塗装を終えて窓ガラスをハメ終えた状態。Mr.カラーGX1・クールホワイトと同GX3・ハーマンレッド。どちらも調色せず吹いてますが、デカールの色調に揃えたいのであれば赤にホワイトを少し混ぜた方がよいかと。塗り分け線はデカールのコピーをテンプレートにしてカットしたマスキングテープで塗り分けています。
 右側面(写真下)一番前の客用窓は唯の顔で完全に隠れるので、発色差を防ぐため塗装前に接着してボディと一緒に塗りつぶしました。



 同じく614号車。クールホワイトで下塗りした後、ピンクがMr.カラー63・ピンク、緑が同64・ルマングリーン、青が同323・ライトブルー、黄がMr.カラーGX4・キアライエロー。基本的に説明書の指示通りですが、ピンクは大外れ(※注)でデカールよりもかなり白っぽい色調になっちゃいました。色の素マゼンタを加えたピンクを使って、デカール貼付後にできる範囲内で筆塗りして修正しています。

 両車共通箇所としては、京阪の標準塗装部分はMr.カラー312・グリーンFS34227とGMカラー33・ダークグリーンAを使用。前者は実車よりも明度が低いですが、面積が小さいのであまり気にせず。貫通扉はGMカラー28・アイボリーB、ライト廻りはMr.カラー8・シルバー、テールライトは非点灯時のイメージでGMカラー14・灰色9号です。

 さて、次が本作品のハイライト。いよいよデカール貼りです。それでは。

※注:一応PLATZさんをフォローしておくと、市販のプラモデルのラインナップを考えるとピンク系塗料のバリエーションが乏しいから、他に指定のしようがなかったんじゃないかと推察しております。限定品塗料を指定するわけにもいかんでしょうし。


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