さて、満を持して発売となったトミーテック・鉄道コレクション第17弾は大人気のようで何よりです。かく言うワタシも専用ケースを予約し忘れて困り果てている今日この頃。
さて中でもパッケージのキービジュアルにもなっている京阪大津線600形。プロトタイプがGMキットと異なる2次型、それもPLATZ製品と違い各部形状が正確という点で人気を集めていることと思います。
せっかく『けいおん!』ラッピング電車の完成とタイミングが合ったわけですから、比較してみて見ましょうか。
何と言ってもGM/PLATZさんのキットはデカかった!今回の鉄コレと並べると一目瞭然。写真は別に遠近法でそう見えているわけじゃなくて、立ち位置はちゃんと揃えて撮ってこう見えるのです。
キットの方はTOMIXの箱根登山1000形用動力ユニットに合わせる前提で設計しているので仕方ない部分ではあるのですが…。むしろ当時の技術で自走する京阪大津線を製品化してくれたことには大感謝です。
奇数車の山側。鉄コレの床下機器は台車とのクリアランスを大きめに取るので結構デフォルメが入っています。むしろ、PLATZの方が車輪径を小さくしたのを差し引いても床下の密度感がしっかりいて、専用パーツを作り起こした面目躍如と言ったところでしょうか。
同じく湖側。ワタシの作品も後位側の台車枠はあんまり上手くないですね。鉄コレの台車枠を同じように塗って取り換えようかな…?
偶数車の湖側。鉄コレの方は戸袋窓にスモークが入っているのが再現されています。いや、ワタシの作品も塗り分けてはいるのですが、薄すぎて全然わからないですね。反省。
同じく山側。ワタシの作品のT車は車輪径以外はPLATZの部品をそのまま活かしているので、この写真がキットのプロポーションを最も良く再現しているかと。鉄コレの方もここには大きい機器が並んでいる部品を使っているので、そんなにスカスカ感はありません。
非運転台側の妻面は奇数・偶数でキチンと作り分け。
屋根はまず奇数・偶数で比較。配管の違いを作り分けているのはGM/PLATZ製品に対する大きなアドバンテージ。避雷器廻りの細かい所はご愛嬌の範囲内でしょう。
続いてキット組立品との比較。作品の方は避雷器やヒューズ箱を交換しています。記号的な意味での再現度は鉄コレに軍配が上がりますが、ランボードをはじめとする立体感などはキットの表現も捨てがたい所です。
前頭部廻りを真横から直接比較。鉄コレの方がメリハリのある面構成で成型していますね。そしてキットのデカさがハッキリと分かってしまうカット。車輪径小さくして車体裾を鉄コレよりも低くしているのに、屋根高さはキット組立品より高いという有様です。
続いて非運転台側。キットの方は窓が小さく、幕板・台枠が厚くなっているのが分かります。
鉄コレにPLATZのデカールを流用という事を考えた時、確かにサイズ差は小さくないのですが、こと『けいおん!』ラッピングに関してだけ言えば、デカールのデザイン自体が上下が幕板・台枠の厚さの分を実車より余らせている節が見られる(例えば実車で雨樋まで掛かっているキャラクターの絵柄が雨樋下で切れている等)ので工夫の余地が全くない訳でもなさそう、ってのがワタシの見解。それでも文字関係がギリギリなので位置調整が非常にタイトになるのは避けられないとは思いますが。
ボディ廻りのプロポーションは非常にカッコ良いし、2代目で失敗した部分・やり残した部分というのもあるので、3代目を作りたい誘惑には駆られますが、先述のデカールサイズの件や「そんな沢山いらんやろ」という理性がブレーキをかけてきます。ていうか、ぼちぼち別の車輌も作りたいし。
それでは今回はこの辺で。次回は製作記事の続きです。ではでは。
さて中でもパッケージのキービジュアルにもなっている京阪大津線600形。プロトタイプがGMキットと異なる2次型、それもPLATZ製品と違い各部形状が正確という点で人気を集めていることと思います。
せっかく『けいおん!』ラッピング電車の完成とタイミングが合ったわけですから、比較してみて見ましょうか。
何と言ってもGM/PLATZさんのキットはデカかった!今回の鉄コレと並べると一目瞭然。写真は別に遠近法でそう見えているわけじゃなくて、立ち位置はちゃんと揃えて撮ってこう見えるのです。
キットの方はTOMIXの箱根登山1000形用動力ユニットに合わせる前提で設計しているので仕方ない部分ではあるのですが…。むしろ当時の技術で自走する京阪大津線を製品化してくれたことには大感謝です。
奇数車の山側。鉄コレの床下機器は台車とのクリアランスを大きめに取るので結構デフォルメが入っています。むしろ、PLATZの方が車輪径を小さくしたのを差し引いても床下の密度感がしっかりいて、専用パーツを作り起こした面目躍如と言ったところでしょうか。
同じく湖側。ワタシの作品も後位側の台車枠はあんまり上手くないですね。鉄コレの台車枠を同じように塗って取り換えようかな…?
偶数車の湖側。鉄コレの方は戸袋窓にスモークが入っているのが再現されています。いや、ワタシの作品も塗り分けてはいるのですが、薄すぎて全然わからないですね。反省。
同じく山側。ワタシの作品のT車は車輪径以外はPLATZの部品をそのまま活かしているので、この写真がキットのプロポーションを最も良く再現しているかと。鉄コレの方もここには大きい機器が並んでいる部品を使っているので、そんなにスカスカ感はありません。
非運転台側の妻面は奇数・偶数でキチンと作り分け。
屋根はまず奇数・偶数で比較。配管の違いを作り分けているのはGM/PLATZ製品に対する大きなアドバンテージ。避雷器廻りの細かい所はご愛嬌の範囲内でしょう。
続いてキット組立品との比較。作品の方は避雷器やヒューズ箱を交換しています。記号的な意味での再現度は鉄コレに軍配が上がりますが、ランボードをはじめとする立体感などはキットの表現も捨てがたい所です。
前頭部廻りを真横から直接比較。鉄コレの方がメリハリのある面構成で成型していますね。そしてキットのデカさがハッキリと分かってしまうカット。車輪径小さくして車体裾を鉄コレよりも低くしているのに、屋根高さはキット組立品より高いという有様です。
続いて非運転台側。キットの方は窓が小さく、幕板・台枠が厚くなっているのが分かります。
鉄コレにPLATZのデカールを流用という事を考えた時、確かにサイズ差は小さくないのですが、こと『けいおん!』ラッピングに関してだけ言えば、デカールのデザイン自体が上下が幕板・台枠の厚さの分を実車より余らせている節が見られる(例えば実車で雨樋まで掛かっているキャラクターの絵柄が雨樋下で切れている等)ので工夫の余地が全くない訳でもなさそう、ってのがワタシの見解。それでも文字関係がギリギリなので位置調整が非常にタイトになるのは避けられないとは思いますが。
ボディ廻りのプロポーションは非常にカッコ良いし、2代目で失敗した部分・やり残した部分というのもあるので、3代目を作りたい誘惑には駆られますが、先述のデカールサイズの件や「そんな沢山いらんやろ」という理性がブレーキをかけてきます。ていうか、ぼちぼち別の車輌も作りたいし。
それでは今回はこの辺で。次回は製作記事の続きです。ではでは。