模型の館@ジユウノツバサ

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KATOポンチョでKバスを作る(6)

2012年09月16日 | ポンチョ→北区Kバス
さて今回のKバス。「けいおん!」ラッピング電車の記事でも触れた事後変色という失敗を踏まえた、自作デカールの改善策のテストヘッドという意味合いもございます。

前作のデカールはタトゥーシール(ガイアノーツ「おうちdeデカール」とToo「タトゥーシール」を併用。※脚注も参照)を使ったのですが、その性質上、絵柄の見えない状態での位置決めを強いられるという欠点があります。で、その対策としてクリアデカールにタトゥーシールを転写してから通常のデカールのように扱うという方法をとったわけです。

この方法自体はデカールがやや厚くなるデメリットはあるものの、マークソフターを使えば凹凸への追従性も十分だし、インクジェットの印刷面をフィルムでサンドイッチする形になるので絵柄ギリギリにナイフを入れても滲まないという効果もあって「いい方法を見つけた!」と自惚れていたわけです。デカールの変色が露わになるまでは。

で、使い残しのデカールを見るとタトゥーシールのベースシートに印刷しただけの状態だと変色していない。クリアデカールも市販品だから当然変色していない。タトゥーシールをクリアデカールに転写した状態のものだけが変色していたのです。

そこで今回はタトゥーシールの接着剤シートはデカールに転写すると経年に弱いのではないかという仮説を立て、接着剤シートなしでタトゥーシールを貼るという方法を取ることにしました。



まずはデカールの画像データを左右反転で印刷(鏡像印刷)します。印刷環境はブラザーのMyMio・MFC-650CD+純正インク(インクジェット式)で、使用したのは先述の「おうちdeデカール」。接着剤シートは使わないので透明・ホワイトどちらでもOKです。



インクを十分に乾かしてからMr.カラーのクリアーをエアブラシで軽く一吹き。滲まないように少しずつ慎重に吹きます。



このように印刷面が一様に光沢になれば十分に保護された状態になるのではないかと思います(確証は正直持てませんが)。



で、まずは試しに位置決めがシビアでない小さい絵柄(前面の北区マークと日野エンブレム)を接着剤シートなしで貼ってみました。接着剤シートを使わない以外は説明書通りに貼ってます。



接着剤シートなしでもボディにピッタリ吸い付いてくれますが、固定する手立てを全く施さないのも不安なのでMr.ホビーのマークセッターを上から塗って糊分を補充。これで上手いことクリアコートまで持ちこたえてくれれば良いのですが。結論は時間さんが答えを出してくれるまで待ちます。

※部注:この2つは実質的に同等品です。それと本筋から外れるので省略しましたが、PLUS製の接着剤一体タイプの水転写シートも併用。こちらを使った箇所も変色の症状が出ています。

あ、考えてみたら先に色差しした方が安全だよなぁ。というわけで、デカール貼りは一度中断して次回は色差しです。それでは。


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