平成19年10月28日(日曜日)
14:00
小柳小学校グランド
観客約500人(たぶん)
「この試合は、面白いゾ」と
他チームの子ども達や父兄の間から声が漏れていた。
実際に、その期待を裏切らないゲームとなった。
グルメ杯決勝
今や、飛ぶ鳥を落とす勢いの常勝軍となった勝田クラブに、
最後の最後に最高のモチベーションを得た
EJ8期生が挑む。
EJは一塁側ベンチ
先攻である。
周囲には閉会式を待つグルメ杯参加チームの監督、スタッフ。
そして各チームの選手達が大勢で取り囲んでいる。
泣いても笑っても最後の試合。
両チームの選手にとっては最高の舞台となったのではないか。
EJスターティングオーダー
1番センター 裕斗
2番キャッチャー 大成
3番ライト タケル
4番サード 尚樹
5番ファースト 拓朗
6番ショート 憲太郎 → 8拓也
7番セカンド 厚輔 →1弘樹→1淳也
8番ピッチャー 大二郎 → 4恵
9番レフト 岬
勝田クラブの先発は、身長175cmとも178cmとも噂される
大型の6年生である。
若干、抑え気味に投球しているようにも見えるが、それでも速い。
高い所からの投球は、小ぶりのEJ選手には
さぞかし威圧感を感じさせることだろう。
・・・ということで、
イーストは3回表の攻撃を終えるまで、
3番ライトの4年生タケルが、デットボールで1塁に出塁しただけ。
「まったく、おじょみっぱなし。」というところ。
(怖気ついて、手が出ない。の意味)
(・・・南部生まれの方には難しい津軽弁か?)
これに対し、相手の勝田クラブはノビノビとプレーしている。
一つ一つのプレーに、自信と余裕のようなものが感じ取られる。
EJ先発は、前の試合で最終回1イニングを投げた大二郎に託された。
1回の裏、ワンアウトから四球でランナーを出すが、
大二郎は、これを牽制球で刺す。
3番にレフト線へライナーではじき返されるが、
4番を三振に取り、スリーアウト。
この後、勝田打線が放つ外野への打球は、
ほとんどが、左中間方向への強いライナー性の打球ばかりである。
EJの外野陣は、この早い打球と必死に格闘していた。
2回の裏に大二郎は乱れる。
ユニフォームをかするデッドボール2連発と四球で、
ノーアウト満塁の場面を作ってしまう。
ここで、勝田はスクイズ。
この初球スクイズが簡単にきまる。
さらにゴロを処理した送球がそれ、塁上のランナーが生還し3点を献上!
大技(長打)が得意とも思われがちな勝田クラブだが、
もともと、小技(バント)を絡めて、守備を揺さぶるのが
得意なチームでもある。
(EJも何度となくやられた・・・)
さらに、ノーアウト3塁から相手9番に
センター前にライナーで弾きかえされ1点を取られ、
この回計で4点ビハインド。
相手1番バッターのセイフティーバントが反則打球(ボックス外での打撃)
とされた判定があったのもこの回である。
3回の裏
いきなり、トップバッターにライナーでレフトを越される
エンタイトルツーベースを打たれる。
続くバッターを三振にとった後、センター前へライナーではじき返され、
これがタイムリーとなり1点を追加される。
4回表
やっとEJにチャンスが回ってきた。
トップバッターの大成が四球で出塁すると、3番タケルが2個目のデットボール。
ノーアウトで1,2塁のチャンスを得る。
ここで、勝田の監督は機敏にピッチャーを交代
ピッチャー→ファースト
サード→ピッチャー
ファースト→サード
の△交代(こんな言葉はないと思うが・・・)を挙行。
ちなみに、以前このピッチャー(キャプテン)にもEJはやられている。
打順は、4番尚樹。
尚樹は2球目をレフト横へ持っていった。
これで、ノーアウト満塁である。
(この一打で、EJ応援団は総立ちになった。)
(以降、応援団は試合終了まで立ちっぱなし・・・。)
続く5番拓朗がストレートの四球で押し出し。1点を返す。
なおも、ノーアウト満塁の場面で、6番憲太郎が打席に入る。
2球目。
憲太郎が思いっきり打ちつけた打球は、ピッチャーのグラブ、いや、
右足かもしれない。
これに強く跳ね返り、サード側のファールグランドを転々とする
ラッキーな内野安打となる。
これが、たける、尚樹を帰す2点タイムリーとなる。
これで、この回計3点をGET。
(応援席の盛り上がりは、すでにピーク状態となっている。)
さらに、続く弘樹のショートゴロの間に拓朗が生還し
4-5の1点差に詰め寄った。
さて、ここで、
憲太郎をサードにおいての場面。
8番恵の放った打球はセンター定位置付近への
ややライナー性の当りとなった。
(タッチアップだ!)
これを見た憲太郎は、第二リード付近から引き返し、
タッチアップ!
しかし、センター→セカンド(ショートだったかもしれない)
がナイス中継プレイ!
勝田クラブの内野選手の中継プレーには、
機敏な動きと正確な本塁送球により、
この後もEJは得点の機会を奪われている。
ということで、憲太郎は本塁でアウト!
追加点はならず。
一挙に同点までは至らなかった。
(でも、ながれは、EJにきかけている・・・?)
というより、やっとつかんだ流れを、「必死に守っている。」という様子だ。
少しでもミスをすれば、すぐに大量点となりそうな気配がブンブンする。
4、5、6回と大二郎からマウンドを引き継いだ弘樹は必死に投球している。
しかし、元来、弘樹と勝田クラブは決して相性はよくない。
これまでの試合で、弘樹は2度ノックアウトを
食らっているといってもいいだろう。
しかし、この日は、これをバックが助けている。
(これまでも助けてはいたんだけどネ・・・)
この試合中、毎回、外野へ突き刺さるように飛んでくるライナー性の当りを、
レフト岬が2個、センター裕斗と拓也が二人で4個、ライトのタケルが2個、
それぞれ、アウトにとっている。
このほかに抜かれた打球もあることから、いかに勝田打線が
外野へライナー性の当りを連発していたか想像にかたくない。
EJは4、5、6回と強力勝田打線をぎりぎりで凌いでいる。
6回の表には、エラーと四球で出塁したタケル、尚樹を1、2塁におき、
拓朗が送りバント。
しかし、サードでタケルが封殺。
セカンドに尚樹を置いて、代打で拓也が右中間へ打ち返すが、
本塁へ突っ込む俊足尚樹がまたしても、
ナイス中継プレーで本塁アウトとなる。
いやな流れだが、ここで、相手のエラーで1点をGET
とうとう同点に追いついた。
小柳小学校グランドは、このとき既に夕日が低くオレンジの光を放ち、
ファースト側に陣取ったEJ応援団は手かざしで
グランド内を見つめている父兄もいた。
5-5の同点で迎えた最終回。
7回の表のEJの攻撃が始まった。
続く・・・。
by mino
深夜につきもう寝ます。
14:00
小柳小学校グランド
観客約500人(たぶん)
「この試合は、面白いゾ」と
他チームの子ども達や父兄の間から声が漏れていた。
実際に、その期待を裏切らないゲームとなった。
グルメ杯決勝
今や、飛ぶ鳥を落とす勢いの常勝軍となった勝田クラブに、
最後の最後に最高のモチベーションを得た
EJ8期生が挑む。
EJは一塁側ベンチ
先攻である。
周囲には閉会式を待つグルメ杯参加チームの監督、スタッフ。
そして各チームの選手達が大勢で取り囲んでいる。
泣いても笑っても最後の試合。
両チームの選手にとっては最高の舞台となったのではないか。
EJスターティングオーダー
1番センター 裕斗
2番キャッチャー 大成
3番ライト タケル
4番サード 尚樹
5番ファースト 拓朗
6番ショート 憲太郎 → 8拓也
7番セカンド 厚輔 →1弘樹→1淳也
8番ピッチャー 大二郎 → 4恵
9番レフト 岬
勝田クラブの先発は、身長175cmとも178cmとも噂される
大型の6年生である。
若干、抑え気味に投球しているようにも見えるが、それでも速い。
高い所からの投球は、小ぶりのEJ選手には
さぞかし威圧感を感じさせることだろう。
・・・ということで、
イーストは3回表の攻撃を終えるまで、
3番ライトの4年生タケルが、デットボールで1塁に出塁しただけ。
「まったく、おじょみっぱなし。」というところ。
(怖気ついて、手が出ない。の意味)
(・・・南部生まれの方には難しい津軽弁か?)
これに対し、相手の勝田クラブはノビノビとプレーしている。
一つ一つのプレーに、自信と余裕のようなものが感じ取られる。
EJ先発は、前の試合で最終回1イニングを投げた大二郎に託された。
1回の裏、ワンアウトから四球でランナーを出すが、
大二郎は、これを牽制球で刺す。
3番にレフト線へライナーではじき返されるが、
4番を三振に取り、スリーアウト。
この後、勝田打線が放つ外野への打球は、
ほとんどが、左中間方向への強いライナー性の打球ばかりである。
EJの外野陣は、この早い打球と必死に格闘していた。
2回の裏に大二郎は乱れる。
ユニフォームをかするデッドボール2連発と四球で、
ノーアウト満塁の場面を作ってしまう。
ここで、勝田はスクイズ。
この初球スクイズが簡単にきまる。
さらにゴロを処理した送球がそれ、塁上のランナーが生還し3点を献上!
大技(長打)が得意とも思われがちな勝田クラブだが、
もともと、小技(バント)を絡めて、守備を揺さぶるのが
得意なチームでもある。
(EJも何度となくやられた・・・)
さらに、ノーアウト3塁から相手9番に
センター前にライナーで弾きかえされ1点を取られ、
この回計で4点ビハインド。
相手1番バッターのセイフティーバントが反則打球(ボックス外での打撃)
とされた判定があったのもこの回である。
3回の裏
いきなり、トップバッターにライナーでレフトを越される
エンタイトルツーベースを打たれる。
続くバッターを三振にとった後、センター前へライナーではじき返され、
これがタイムリーとなり1点を追加される。
4回表
やっとEJにチャンスが回ってきた。
トップバッターの大成が四球で出塁すると、3番タケルが2個目のデットボール。
ノーアウトで1,2塁のチャンスを得る。
ここで、勝田の監督は機敏にピッチャーを交代
ピッチャー→ファースト
サード→ピッチャー
ファースト→サード
の△交代(こんな言葉はないと思うが・・・)を挙行。
ちなみに、以前このピッチャー(キャプテン)にもEJはやられている。
打順は、4番尚樹。
尚樹は2球目をレフト横へ持っていった。
これで、ノーアウト満塁である。
(この一打で、EJ応援団は総立ちになった。)
(以降、応援団は試合終了まで立ちっぱなし・・・。)
続く5番拓朗がストレートの四球で押し出し。1点を返す。
なおも、ノーアウト満塁の場面で、6番憲太郎が打席に入る。
2球目。
憲太郎が思いっきり打ちつけた打球は、ピッチャーのグラブ、いや、
右足かもしれない。
これに強く跳ね返り、サード側のファールグランドを転々とする
ラッキーな内野安打となる。
これが、たける、尚樹を帰す2点タイムリーとなる。
これで、この回計3点をGET。
(応援席の盛り上がりは、すでにピーク状態となっている。)
さらに、続く弘樹のショートゴロの間に拓朗が生還し
4-5の1点差に詰め寄った。
さて、ここで、
憲太郎をサードにおいての場面。
8番恵の放った打球はセンター定位置付近への
ややライナー性の当りとなった。
(タッチアップだ!)
これを見た憲太郎は、第二リード付近から引き返し、
タッチアップ!
しかし、センター→セカンド(ショートだったかもしれない)
がナイス中継プレイ!
勝田クラブの内野選手の中継プレーには、
機敏な動きと正確な本塁送球により、
この後もEJは得点の機会を奪われている。
ということで、憲太郎は本塁でアウト!
追加点はならず。
一挙に同点までは至らなかった。
(でも、ながれは、EJにきかけている・・・?)
というより、やっとつかんだ流れを、「必死に守っている。」という様子だ。
少しでもミスをすれば、すぐに大量点となりそうな気配がブンブンする。
4、5、6回と大二郎からマウンドを引き継いだ弘樹は必死に投球している。
しかし、元来、弘樹と勝田クラブは決して相性はよくない。
これまでの試合で、弘樹は2度ノックアウトを
食らっているといってもいいだろう。
しかし、この日は、これをバックが助けている。
(これまでも助けてはいたんだけどネ・・・)
この試合中、毎回、外野へ突き刺さるように飛んでくるライナー性の当りを、
レフト岬が2個、センター裕斗と拓也が二人で4個、ライトのタケルが2個、
それぞれ、アウトにとっている。
このほかに抜かれた打球もあることから、いかに勝田打線が
外野へライナー性の当りを連発していたか想像にかたくない。
EJは4、5、6回と強力勝田打線をぎりぎりで凌いでいる。
6回の表には、エラーと四球で出塁したタケル、尚樹を1、2塁におき、
拓朗が送りバント。
しかし、サードでタケルが封殺。
セカンドに尚樹を置いて、代打で拓也が右中間へ打ち返すが、
本塁へ突っ込む俊足尚樹がまたしても、
ナイス中継プレーで本塁アウトとなる。
いやな流れだが、ここで、相手のエラーで1点をGET
とうとう同点に追いついた。
小柳小学校グランドは、このとき既に夕日が低くオレンジの光を放ち、
ファースト側に陣取ったEJ応援団は手かざしで
グランド内を見つめている父兄もいた。
5-5の同点で迎えた最終回。
7回の表のEJの攻撃が始まった。
続く・・・。
by mino
深夜につきもう寝ます。
gooの好感度ブログに推薦したいくらいです
劇的なグルメ杯で短編小説になるのでは?
でも、そうこうしてる間にサンドーム大会始まっちゃうかも?
その前に玉納めがあり、記念誌の進み具合も気になりますが。
minoさん、寝ずの晩が続くのでは・・・。