人には、
自由がある。
どのようにでも生きられる、自由がある。
それを僕は、
大切にしたい。
僕の自由を
最も大切にしたい。
僕は、
選択出来る。
人は、
選択出来る。
縛られる時、
それを縛っているのは、大抵自分自身だ。
人は、縛られない。
自分が自分を縛らない時。
今日はどこへ行くか、
今日はどんな服を着るか、
今日は何を食べるか、
歩いて行くか、
車で行くか、
友人と会うか、
会わないか、
勉強するか、
休むか。
全ては自分で決められる。
決めるから、
その責任は自分にある。
常に。
自分の人生を良くするも、
悪くするも、
自分自身。
それをどうやって持ち続けるか。
人がこの世界に本当に求める大切なものは、
全て激しく変化し続け、
捉えどころのないものだろう。
僕が求める自由と、誠実さもそうだ。
一度得たからといって、
その後もここに留まり続けるとは限らない。
それは形を変え、
スルッと僕から抜け出し、
次の瞬間にはいなくなってしまうものだ。
いや、
本当は変化などしていないのかもしれない。
変わっていくのは、
僕たち人のほう。
人程、千変万化するものは無い。
捉えどころのない。
だから、
人は皆、違う。
違うものを求め、
この世界を生きる。
得た途端に興味を失うものは、
本当に欲しいものではない。
僕の大切にする自由には、
僕を常に動かし続ける力がある。
僕が何者にも、
自分にも、
時間にも縛られない時、
そこには無限のエネルギーが注ぐ。
僕は、
そこで限りなく広い世界を感じ、
それに触れ、
人生の意味を知る。
それは、
長くは続かない。
今は。
自由は、
楽ではない。
自由とは、
何でも自分で決めることであり、
判断することであり、
疲れることだ。
そして、
無限の可能性を秘める。
可能性とは、
限りなく広がる未知への世界と、
果てしない没落の深淵だ。
闇があるから、
光がある。
それがこの世界だ。
あるべくして、
そこにある。
人は、
それぞれに自分の大切にすべきものを求め、
この世界を生きる。
それを見つけても、
死ぬまで持ち続けることが出来るかどうかは
分からない。
誠実さは、
父から譲り受けたものだろう。
しかし、自由は、
これは僕自身の中から生まれたものかもしれない。
限りなく大切なものだ。
これが増えると、
この僕の世界にエネルギーと可能性が生まれ、
これが減ると、
人生の行く先を見失い、
路頭に迷う。
そして、
それをみんなに与えたい。
人々がそれを望もうと、望むまいと。
理屈ではない。
それは、
世界の初めからそこにあったものであり、
人が付き合って行かなければならないものだ。
