えびみそのタイ冒険

2020年末にタイに移住し、自分と向き合う毎日を送る45歳の青年"えびみそ"の物語。

#47 2010年のブルガリア

2022-01-10 22:32:00 | タイ
ずっと歩いている。
サンダルで。

服装は、Tシャツに短パン。

もうかれこれ夜の10時半。
タイの田舎町。

ここには、初めて来た。
ひとり。

上を見上げれば、
街灯の間に輝く星と半月。

ガソリンスタンド。
乱立するホテルはどこも静かだ。
シャッターの下りた商店。
走る自動車はまばらだ。

どこかで見た光景。
フラッシュバック。

あれは、
いつだったろうか。

精神を病んで、
消えるように会社からいなくなった先輩。

2人で歩いたヨーロッパの街。

読書が好きで、
音楽が好きだった。

カメラも好きだった。

本の趣味が僕と合った。
どこか不器用な先輩。

ああ、
思い出した。

あれは、
2010年のブルガリアだった。

#46 自分は、変わる

2022-01-08 09:22:00 | 日記

一年前の自分と、今の自分は実は大きく違っている。

半年前も違う。

1ヶ月前も違うと思う。


人は、刻々と変わっている。

変わっていないと思っているのは、自分だけだ。


人は、前に進む。

学習している。

影響を受けている。


良くもなるし、悪くもなる。

前向きな気持ちにもなるし、後ろ向きにもなる。


恵まれているとも感じるし、不運だとも思う。


誰にも出来ない大きな経験をしてきて、自分に大きな自信があるとも言えるし、

自分はちっぽけな存在だと言って、世界の何かを変えることなど出来ないと諦めたりもする。


ステキな女性から魅力的だと言ってもらえるような時もあるし、

女性達から全く見向きもされず別の男に持っていかれる事もある。


オンリーワンだと思うこともあれば、

どこにでもいる在り来りの男だと思うこともある。


自分は変わる。


そう、

自分は変わる、という事だ。


#45 45歳の思春期

2022-01-08 07:45:00 | 日記

誰にも分かってもらえない時がある。


誰にも自分が理解されない事がある。


特に、同年代に。後輩に。

そして、ちょっとだけ先輩の人達に。


自分にとっては、当たり前の事なのに。


自分は特殊な経験をたくさん積みすぎてきたからだろうか。

だから、視点や気づきも独特だ。


自分にとっては、それらは人や世界にとって、とても大事な事なのに。


だから、自分でも気づかないようにする。

あまり考えないようにする。


40を超えても、傷つき、落ち込む。


思春期は終わらない。


でも、


時々ちょっと気付けてもらえたり、分かってもらえたりする事がある。


その時は、嬉しい。