おかしな事ばかり起こる。
最も親しい会社の同僚の母親が
実家で原因不明の突然死を迎え、
恋人の親友の父親が牛に蹴られて亡くなり、
もう一人の同僚の父親が心臓麻痺で急逝。
元総理は狙撃され、
自分は新型コロナに感染する。
新製品からは危険な液体が漏れ、
総務部長は辞表を提出した。
オマケに、行きつけのトンカツ屋のご飯は
芯が残る信じられないような不味さだった。
世の中の流れが何かおかしい。
何が起こっているのか。
いや、
きっと何も起こっちゃいないのだろう。
それでも
僕は生きていかねばならない。
受け入れなければならない。
全てのことを。
そして、
なるべく自分らしく立ち向かうのだ。
それが必ずしも
世の中を良くする方向に結び付かずとも。
みんな
歩き続けるしかないのだ。
自分にとっては、
自由と、誠実さ、
その二つが基本だ。
決して忘れてはならないこと。
これを怠ると、
自分がイヤになるし、
自己不信になる。
自分の人生を信じられなくなる。
自分の人生を信じられるとは、大切なことだ。
もちろん、
他の人にとっては、
この世界に求めるものは大きく違うだろう。
当たり前だ。
その自由がある。
理屈ではない。
人が、
何を大切にするかということは。
新しい発想は、
常に自由な精神から生まれると、
信じている。
少なくとも、
自分にとってはそうだ。
新しく、前向きなアイデアが出るのは、
いつも自由を最大限に感じている時だ。
何者も僕の心を縛らない。
そこにあるのは、
ただ自分だけ。
そして、
自分の眼から見た、
この世界だけ。
そして次に、
誠実でありたいと思う。
自分が接するあらゆる人に、
そして何よりも自分自身に。
そうやって生きていきたい。
自由は、
環境にも関わることであり、
また、
自分の意思にもよるものだ。
この現代社会で、
どれだけ自由に生きれるか。
誠実さは、
完全に自分の中の問題だ。
どれだけ自分に正直に、
誠実に生きられるか。
自分を騙さずに。