海老名の美容外科・美容皮膚科|Uビューティクリニック・スタッフブログ

美容医療の現場で働くスタッフ一同によるブログです。日々の診療で感じたことやプライベートでのできごとなどを綴ります。

前田 斎  個展

2009年06月21日 | ボス
土曜日の夕方に銀座に行ってきました。

自転車での移動が多い私には、あの人ごみ・圧迫感はとっても苦手、5分で疲労困憊です。。。

いきなり話がそれました。

目的は、先日手の手術をした画家 前田斎さんの展覧会を見に行くためです。

前田さんは、デュプイトラン拘縮という手のひらの皮膚と腱膜が癒着して、指が屈曲して伸びなくなってしまうご病気を抱えており、絵を描くのにも、日常生活にも不便を感じていました。

同じ芸術家でもある息子さんから私の実姉を経由して、受診となりました。

原因不明で芸術家特有のものではないのですが、artistなのでアーティストハンドって言ってもいいでしょう!少しはプレッシャーを感じる手術でした!
(手の外科では、音楽家特有の病気にmusicians handという概念があります。)

この手術も特にデザインが命!Z形成術をおいて皮膚を延長する部分、皮膚移植する部分、皺やその方向などを意識して…などなど。医学というサイエンスに加えて経験と芸術家と共通するセンスがあると思います。そして、拡大鏡を使って、指の神経を損傷しないように、丁寧に剥離し病変部を確実に取り除いていきます。

手術は成功し、指も自己リハビリして、最も懸念された知覚障害もなく、伸展できるようになりました。

最も嬉しいのは、かつてのように絵を描くこともできるようになったことです。


そして先日、ギフトの絵を頂いてしまったんです~


彼の絵画は、ひと昔前の建築家が図面引くときに使用していた烏口(カラスグチ)を多用した、すごい緻密で繊細な幾何的な絵です。

頂いた絵は、黄色と青色基調で明るく対照的で、その描く重なったカーブはホントにきれい。


でも上下・左右が判らない!?

見れば見るほど判らず、悩んだ挙句、横に飾りました!
(今回、直接描いた本人に確認するのも目的だったんですが、好きにしていいそうです!)

さて、この絵、現在美容医療センターの奥の少し狭い説明室に飾ってあります。

この絵は、細かいので、つい近くで見てしまいがち。
展覧会で気づいたのですが、少し距離をとって見るのも、雰囲気が変わって、また違う味わいがでてきます。(表現力が稚拙でごめんなさい。)

場所とライト位置をまた見直さないとだ!

絵画展は、海外からのお客さんもきていて賑わっていましたが、残念ながら土曜日が最終日でした。ご興味を持たれた方は、お声をかけて、ぜひ見ていってくださいね。




次回、芸術家関係は”小島厚子さん”に登場してもらおうかな!?



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