フランスの現地校に転校する時、どうせトモダチなんかできないだろうと思っていた。
しかし、奇跡的にトモダチができた。
その子は、私が転校してから最初に話しかけてくれた。
きっかけは、初めてのフランス語の授業の時だった。
フランス語の宿題について教えてくれる子を先生が1人の女の子を任命した。
しかし、その子はその日教えてはくれなかった。
自分からその子に聞きに行こうと思ったが、なかなか話しかけられなかった。
というのも授業中、隣の子と話していたり、宿題をやらなかったり、結構ヤバい子だと言う事に後々気がついた。
数学の授業でも、遅れを取っていたので、誰かのノートを借りないといけない状況だった。
どうしようか迷っていたら、私に話しかけてくれた女の子がいた。
涙が出そうな程嬉しかった。
そして、お昼ご飯を食べに家に帰った私は、早速ノートをコピーした。
そのノートに私は、お礼に日本で買った付箋に"Merci beaucoup"と書いて貼って返した。
その次の日から少しづつ話しかけてくれるようになり、今では連絡を取り合う関係になった。