紫草の花
今日は竹田(たけた)市へ行っていました。
豊後竹田はサフランと紫草が栽培されている、
日本の中でも大変、貴重な土地です。
紫草の花はもう終わりですが、
まだ少し咲いていました。
先日の日記で書きましたが、正倉院宝物の染めに使われた紫根は
ここで栽培されたものです。
サフランの花は今月の下旬頃から咲き始めます。
サフランは全国生産高の約90パーセント占め、
主に医療用として出荷されています。
ご存じの事と思いますが、
どちらも染料とお薬になり、高価なものです。
竹田は「荒城の月」で有名な岡城もあり、美しく自然豊かなところです。
優しい顔の“姫だるま”も作られています。
郷土人形 “姫だるま”(写真左)
“姫だるま”の由来ではありませんが、
秋の夜長に素敵なラブストーリーを・・・。
昔、岡城のお姫様が家老と恋に落ちて、日田へ駆け落ちされたそうな、
それを案じた母君がお殿様に内緒で使者を送り、
二人を助けて、お姫様は幸せに暮らしたそうな。
目出度し、目出度し。
このお話はお姫様の末裔の方から聴きました。
今でも日田に“新竹田”という地名が残っています。