皇室が養子禁止となったのは明治時代に旧皇室典範が制定されてから。
それまでは後継ぎが天皇の正妃の子で無い場合、正妃の養子や猶子にするという形が取られた。
例えば、明治天皇の父親で先帝の孝明天皇は、母親が正妃では無かった為、父仁孝天皇の正妃鷹司祺子の養子となっている。
大正天皇が誕生したのは、旧皇室典範制定前。
明治天皇の皇后、美子皇后を母親とし、実母の柳原愛子さんは女官のままだった。
しかし、柳原愛子さんには女性が受けられる最高の勲章や位階が授与された。
天皇の母は養母も生母も非常に重要で厚遇される。
だから、天皇の母を厚遇する為に、天皇の母にならない女性は厚遇されないのだ。
